25周年記念イベント、無事、終了～ : 毎日がエドガー・ケイシー日和

無事２日間のイベントが終了し、緊張が解けたせいか、夕方から腑抜けてました(笑)。

午前中の1つ目のお話は、生後２日目にして、ケイシーから「この子は過去生でアメリカ第３代大統領だったトマス・ジェファーソンだった、ちゃんと教育をすれば、トマス・ジェファーソンをしのぐ人物になる」と予告されていたトマス・ジェファーソン（略してT・J）少年の人生について。

この少年についての本を書かれたジョアンナさんによると、T・Jとケイシーはもともと魂的に深い結びつきがあり、T・Jはどうしてもケイシーのそばに生まれたかった。しかしケイシー夫妻はすでに子供を持つ年齢ではなかったし、秘書のグラディス・デイビスは独身だったため、グラディス・デイビスの甥っことして生まれることにした魂でした。

残念なことに、T・J自身の両親は子供を育てるには好ましくない環境にあり、また母親はアル中状態で出産前の数日間はお酒しか飲んでいない、といった状態で、そのためにT・Jは幼少期から身体が弱く、数多くの健康に関するリーディングをケイシーから受けています。

家庭環境を心配したケイシー夫妻が幼少期にT・Jを引き取り、一緒に暮らすようになるわけですが、ケイシーはT・Jの魂の成長にとって最善の教育を受けさせるべく、シュタイナー教育をしている女性をみつけ、彼女が設立した学校に入学するよう手筈を整えます。ケイシーは、この学校に入ることが、T・Jの魂の成長となるチャンスであると述べています。

ところがその学校に入る直前に、母親が子供を遠くにやりたくないと反対し、T・Jは普通の学校に入ることに。

その後、ケイシー夫妻が亡くなり、T・Jは安定した家族も、高い教育を受ける環境も無くし、T・Jの魂の可能性が開花することなく、成長することになります。

私たちにとってトマス・ジェファーソンはあまり馴染みがないですが、彼はアメリカ独立宣言の起草者の一人。初代大統領ジョージ・ワシントンの時には国務大臣を第２代大統領の時には副大統領だったという輝かしい経歴を持ち、高い志を持つ人物だったことが分かります。

実際、T・Jさんは３歳のときに独立宣言をすらすらと言える少年だったそうですから、その片鱗は幼少期に芽生えていました。

ケイシーのリーディングを受けた人の中には、過去の人生でノアの箱舟のノアだったので、そのつもりで教育をすれば優れた宗教指導者になるであろうと言われた少年。ケイシーより高い霊的能力を持っており「21世紀に向け神から与えられた贈り物だ」と言われたフェイス・ハーディングさん。そして、このT・Jさんと、世界を変えるような高い潜在的な能力を持ちながらも、両親の理解と深い愛情、十分な教育を受けることができず、困難な人生となってしまった人たちがいます。

家族の愛情と環境、そして教育がいかにその魂に影響を与えているか…。返す返すも残念。

もし、少なくとも、この３人の人が（他にもいっぱい同じような魂はいると思いますが）、十分な愛情と相当の教育を受けられていたら、アメリカという国は全然違っていたんじゃないか。アメリカが変われば世界にもその影響が波及しますから、地球の姿も変わっていたんじゃないか…。これは簡単に想像できることですから、本当に残念。。。

これから親になる人、いま真っ最中の人・・・少なくとも、子供の魂の芽を潰したり摘まないでほしい。どうか愛情深く育ててほしい。

世界を変えるような大物になる、ならないとは関係なく、その魂が生きたい人生を生きられるようサポートしてほしい。T・Jさんのライフストーリーを聞きながら、どんなにか、T・Jさんご自身が残念だっただろうかと想像しました。