入佐明美さんー神様に最も近い人
2021年 04月 23日
入佐明美さん。
もうお仕事の第一線からは退かれていますが、日雇い労働者の町、大阪「釜ヶ崎」で長くケースワーカーとして日雇い労働者の方の支援をされていました。
入佐さんの本の紹介文から
大阪市西成区にある全国最大の寄せ場と言われる「釜ヶ崎」。今でも多くの日雇い労働者が生活するその街で、36年間ケースワーカーとして働くなかで出会った人たちから教えられたこと、問われたこと、そして現代人が忘れてはならない大切なことを綴る。
静岡で公認会計士をされている小林さんは入佐さんのことを「一番神様に近い人」と言われていますー。テンプルでも1度、東京で講演会をさせていただいたことがあります。
「ある方が私の様子をみて、このようなことを言っていらっしゃいました。『あなたは、相手が日雇い労働の方であろうと有名な方であろうと議員さんであろうと、全く態度が変わらない。誰に対しても同じように接している。その様子をみて、日雇い労働の方はこの人は自分を差別しない、信頼ができる人だと思われたんでしょう』と」
人から差別や区別を受けてこられた方は、人の態度の変化や心の裏表に敏感です。ですから表面的にはやさしい言葉で話してもその心はするどく見抜かれてしまわれます。その心の動きに敏感な方が入佐さんは心から自分達を大切にしてくれていると感じられて、普段人に話さないようなことまで心を開いてお話されていた・・・。
ケイシーのリーディングにこんな言葉があります。
小さな事を怠ってはならない、必要な謙虚さを忘れてはならない。 神は、人を外見で判断されないことをわきまえよ。 なぜなら、もっとも偉大な者は、すべての者に仕える者であるからだ。(1616-1)
神は人を外見で判断されないように、入佐さんも人を外見で判断しない…。というより、外見だけではなく、その全てに対してジャッジ、判断はしないで接してこられたと思います。
まだまだ私にはできないことです。瞬間的にジャッジ、判断が浮かんできますから・・・。
でも、そんな自分に気づくことからスタートですね。
入佐さんはの域に達するのは2~3回のちの来世になるかもしれないなぁと遠い目になってしまいますが(笑)、「必要な謙虚さ」を少しずつでも身につけていきたいと思っていますー。