家の状態と自分の精神状態がリンクしている、ということが納得できる興味深い体験談を聞きました。
その方のお宅には小さな子供がいて、ある日、その子供たちがクレヨンで盛大に窓ガラスに落書きをしたそうです。リビングルームに面したけっこう大きな窓だったのですが「クレヨンだし、あとで取れるからいいわ」とそのまま放っておいたそうです。1週間後、なんとなく自分のマインドが曇って、体調も悪くなっている気がして「もしかして、この窓ガラスが関係している?」と窓ガラスの落書きをきれいに洗い落としたら、気分がすっきり。掃除って大事なんだということを身体で体感した。そういうお話でした。
『目が心の窓だとしたら、あなたの家の窓はどんな役割を果たしているでしょう? 窓はあなたの内側の聖域と外側の世界をつなぐブリッジ。家の中で目の役割を担っているのが窓なのです。
窓はどうなっていますか? 窓の状態や形状は、あなたの内面と外の世界のつながりに大きく影響をもたらしています。
窓に関する風水の最初のルールはきれいに保つこと。
泥、埃、粉塵、鳥の糞など窓についた汚れが積もればつもるほど、物事をクリアに見る能力を制限していきます。窓の状態から、あなたが自分の人生をいかにクリアに見ることができているかがわかります』
子どもの落書きも、もしそれが制御されないまま放置されているなら、その落書きが家全体に、そして住んでいる人の心にマイナスの影響を与えているかもしれません。
以前、風水コンサルの勉強に訪問させていただいたお宅の中にも、子供の落書きがアチコチにあったお宅がありました。
2軒とも、白木の薄いベージュの床や壁、そして白っぽいカーテンと、家全体がベージュ色だったので、きっと子供たちは、無意識にそのベージュ色の世界に明るい色を乗せたくなったんじゃないかなと思います。
そして、2軒のご両親とも、気持ちが落ち着かず、家の中も片付けがされておらず「カオス」といった感じで、壁や床の落書きとともに落ち着かないエネルギーを感じました。
たかが落書き、されど落書き。
NYの地下鉄がきれいになったのは、小さな落書きもこまめに消し続けたことも大きかったと聞いたことがあります。「ブロークンウィンドウ理論」というのがありますが、小さな割れ窓を放置していると、他の全ての窓も割られてしまうように、落書きも小さなものを放置していると、いずれ家の中が落書きだらけになり、すさんだエネルギーが住む人の無意識にマイナスの影響を与えてしまいます。
窓も壁もキレイを保つ。たとえ子供の落書きでも、すぐに消したほうが身のためです(記念に残したいくらいの良作品だったら、写真に撮って保存してくださいー)。