聖書を買いました。3冊目の聖書です。
ケイシーを学び始めた人は、おそらく、エドガー・ケイシーにならって1年に1回は聖書を精読しようと試みたことがあるはず。私もそうでした。1冊目の聖書は共同訳聖書を購入。25年以上前です。
でも、聖書って途中、岩盤のようにツマラナイ箇所が延々続くんですよね。1章ツマラナイだけではなく、ずっとツマラナイ。あまりにツマラナクて挫折。
ということで、もう少し読みやすい聖書にしようと聖書専門店に行き2冊目を購入。何冊かを読み比べ、注釈と挿絵がたくさん入っているものを選んだんですが、自宅に帰って読んでいると、共同訳でなじんでいた表現とは違う箇所がいくつもある。あれ?っと思って調べたら、購入したのがカソリック用でした。カソリックとプロテスタントでは聖書が微妙に違うということをそのときはじめて知りました(なので共同訳、というものがあるんですね)。2冊目を購入したのは十数年前のことです。
2冊目でも精読をチャレンジしましたが、これもあえなく挫折。そして、ケイシーのリーディングで登場する聖書の引用も、わざわざ聖書を出さなくてもインターネットで検索できるようになったこともあり、数年前に断捨離の対象本に(笑)。
2018年、共同訳の翻訳がみなおされ、新しい翻訳で共同訳の聖書が出版されました。この時、購入しようかなぁと思ったものの、読まないで積読するには聖書は分厚いからなぁと二の足を踏んでいるうちにすっかり2021年に(笑)。
ところが今年、今は随筆家、批評家としてご活躍の
若松英輔さんの聖書講座の案内をみつけました。その講座を受ける際に勧められていた聖書があったので、おもわずポチリ。3年間買わずにいたのに、これは衝動買い。届いた聖書がまたまたカソリック用でした(笑)。←若松さんはカソリックの方です。
ちなみに若松さん、今はすっかり物書きとしてのお仕事が中心ですが、少し前まではシナジーカンパニーというサプリや有機の原材料を輸入販売されている会社の社長さんでした。
テンプルのひまし油も、若松さんに、それこそ世界中のオーガニックのオイルを扱っている会社の中から見つけていただいたものです。けっこう面倒な要望を出し、それをクリアしたひまし油で有機のなかでも高い品質のものです。通常商品というのは、量を多く注文すると安くなるはずですが、これは、注文量が多くなればなるほど高くなるという…。何故なら、それだけの量を確保するのが難しくなるからと…。今も引き続き、若松さんの会社には、ひまし油とニレ茶の輸入でお世話になっています。

話を戻して・・・。
若松さんオススメのこの聖書、日本語がとても読みやすい。文学を読んでいるような、物語を読んでいるような流れのある言葉はこびで、読んでいて心地よいのです。
ほとんどの本やリーディングの聖書引用に使われているの共同訳の聖書なので、若干、表現が違ったりありますが、私にはそれよりも、読みやすさに軍配があがります。
そして各章にされている注釈が面白い。2冊目に購入した聖書も注釈と挿絵の多いものでしたが、こちらは日本語が読みやすく注釈が面白いので、こちらの方が聖書初心者の私にはありがたい。
例えば、
アダムからイブが作られたとき、アダムはこう述べます。
「男から作られたのだから、これを女と名づけよう」
日本語で読むと、意味がサッパリ分かりませんが、ヘブライ語では、男は「イシュ」女は「イッシャ」。なるほど、男から派生した言葉だということが理解できます。
ヘブライ語で「人」は「アダム」、「土」は「アダマ」。土から作られた人だからアダムなんですね。
こういった小さなトリビアが注釈にあるので、なかなか読み進められません(笑)。
聖書のツマラナイ岩盤にぶち当たったとき、いかにそこを乗り越えるかという問題がありますが、聖書精読、何度目かの挑戦スタートです(笑)。
*私が購入したのは8800円のものですが、ずっしり重いです。少し手軽なペーパーバック版もあります。