以下のリーディングは、37歳の女性に与えられたものです。彼女はこの時、孤独と失望のなかにいました。当時、叔母2人と一緒に暮らしていたようですが、もっと早くに一人暮らしをして、自分だけで生きていたほうが良かったのではないか・・・とケイシーに尋ねています。
汝がどのような状況にあろうと、今のその状況こそが、現時点のあなたにとってもっともふさわしい状況であることを覚えよ。 過去を振り返れば、あの時に別の選択をしていれば、立ち向かっていれば、今の人生はもっと違っていただろうという分岐点がいくつもあったかも知れない。 しかし、あの時こうしていれば、などと過去を振り返るな。むしろ、あなたが今いるところで立ち上がり、上を見上げよ。 後で後悔をもたらすようなことをしてはならない。それらは、秘かに蝕む害毒のようなものだから。
そうではなく、必要性や義務を伴う様々な時期を活用し、そこからより多くの愛や少しの辛抱が生まれるようにするのだ。なぜなら、しばらくしてから汝の人生に、新しい理解、新しい希望、新しい経験の意識がもたらされるであろうから。(369-16)
「もしあの時、ああしていれば・・・」「もしあのとき、別の道を歩んでいたら…」
誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
テンプルには体調不調で悩む方からのお電話も多いところなので、手術をするかどうか、そうではなく、食事や代替療法をやったほうがいいか…といったご相談もあります。
これはもうご本人にしか決められないことですが、どちらを選んだとしても、選ばなかった未来に対する未練や後悔はきっと生まれます。
私たちに出来ることは、選んだ道を正解にする。同時に2つ別々の道を歩くことはできないんですから。
手術を選んだのなら「この人とはうまくコミュニケーションが取れないなぁ」というドクターではなく、この方なら…と思えるドクターとの出会いを探すといった新たな道も生まれてきます。代替療法を選んだのなら、生活習慣や仕事、食事全般をみなおし、ちゃんと実行する(こっちの道も厳しいです)。手術は嫌だけど、お菓子もフライドチキンも食べたい、じゃなく(笑)。
ケイシーがいうように『今いるところで立ち上がり、上を見上げる。 後で後悔をもたらすようなことをしない。必要性や義務を伴う様々な時期を活用し、そこからより多くの愛や少しの辛抱が生まれるようにする』
そうしたなら、人生に、新しい理解、新しい希望、新しい経験の意識がもたらされる…。
これは希望ですね。