調和の波動が広がる仕事

あなたの音楽についてであるが、ここにおいてあなたの手は、波動によって作り出される調和の意識を、それぞれの魂の活動の中にもたらすことができるだろう。

それによって他の魂もまた希望を得、ただひたすらに親切で、穏やかで、忍耐強く、謙虚であるようになるだろう。(518-2)

先週、朝瞑想でご紹介したリーディング。25歳のまだ若い女性に対するケイシーの言葉です。

この方へのリーディングは、最初から最後まで格調高く、霊的に彼女を励ますような言葉が続いています。私が25歳のときには、日々を生きるのに精いっぱいで自分の霊性などには全く気持ちが及んでいませんでしたが、いったいこの方は、どのような心で日々を生きていたのかと、とても興味が湧きました。

この方は音楽を学んでいるか、音楽を仕事にしているようです。彼女が奏でた音楽で、調和の意識をまわりにもたらすことができる。

彼女の音楽を聴いた人は、その波動で、ただひたすらに親切で穏やかで忍耐強く、そして謙虚になっていく。そうケイシーに太鼓判を押されています。

彼女が奏でていた音楽は、いったい、どんな音色だったんだろう。それにも興味が湧きました。

…でも、これは音楽に限らず、どんな仕事であっても起こる可能性がありますね。主婦の方だったら、日々の料理に波動を伝えることができます。

…反対に、受け取る側の立場にたつと、雑に作られた「利益追求」型の大量生産品ではなく、志の高い、使う人がより健康でよい暮らしになるようにと作られたものを購入したほうがいい、ということになります。野菜や果物、その他の食品でもそうです。無農薬や有機ものがやはりいいのは、野菜のビタミンやミネラルといった栄養だけのことではなく、作り手の志や注がれているエネルギーが違うから。

これは相互関係。

どんな波動を周りに広げているのか、あるいは、よき波動のあるものを周りに置いたり身にまとっているか。

着るもの、食べるもの、身近に置くもの・・・。

これからは、自分が使うものも誰が作っているのか、どういうメーカーが作っているのか、１つ１つの「吟味」が重要になりますね。