2月28日に開催したリンキング・アウェアネスのグループセッション。私も3名の方のセッションを、40名近いオブザーバーの方々と一緒に「観察者」という立場で観察させていただきました。
最初に受けて下さった猫のセッションが私にはとても興味深かったので、クライアントさんの許可をいただき、少しシェアさせていただきます。
まず、セッションを受けられたのは、猫の後ろ脚に肉腫が出来ていることを心配されていた飼い主さん。テンプルにいただいた情報は猫の名前と年齢と肉腫があることだけでした。
最初、ルーシャさんは、猫の状況と飼い主さんの健康状態などをヒアリングしていかれました。
まずルーシャさんが飼い主さんに伝えたのは、猫の体内に毒素が溜まっていること。数年前、飼い主さんが入院されていた時期、飼い主さんの病気や負の感情の一部を猫が引き受けた可能性があること。そして、飼い主さんと猫は写し鏡のような関係になっているので、飼い主さんの肝臓に溜まっている感情をリリースすれば、猫の状態も変わり、猫のセッションをすれば、それは飼い主さんの変化をもたらす、ということでした。
次に、ルーシャさんの「何か他に動物はいませんか?」という質問が。
するとウサギも一緒に飼っていることが分かったのですが、どうやら、猫ちゃんは一緒に暮らしているウサギとの関係に葛藤を抱えているらしい…。
というのも、猫は肉食なので、ネズミやウサギを捕まえて食べるという捕獲者といての本能を持っています。ところが、自然の中では自分に「捕獲される側」のウサギがいま、家で一緒に住んでいる。
猫ちゃんは「私は賢い猫だから、一緒に住んでいるウサギを捕まえたり食べたりするのが良くないことを知っている。だから、ウサギを襲ったりはしないけど、なんでウサギの方は、自分と一緒にいて呑気に暮らせているんだ?」と思っているらしい(笑)。
ウサギと仲良く暮らすことを猫が賢く選択はしているけど、猫としての「捕獲者」の本能は保持しているわけで、その葛藤が猫のストレスになっているんだとか。
猫は何かを捕まえようと低い姿勢になったとき、後ろ脚をプルプルさせますが、後ろ脚に溜めたエネルギーが消化されないままに溜まっている、というのは十分あり得ますー。
へぇ~。そんなこともあるんだ~と思いながら観察者として聞いていました。
興味深いのは、このグループセッションに、獣医さんも参加して下さっていました。その獣医さんからの報告にビックリ。
その獣医さんはセッション開始から30分ほど遅れてZOOMに入室されました。何故かというと、その朝、動物病院に「一緒に暮らしていた猫に襲われたウサギ」の緊急手術が入り、手術をしていたから。
手術が終わり、ようやくZOOMに入ったら、まさに「猫とウサギの関係性」の話をルーシャさんがしているところ。このシンクロにビックリ!
猫とウサギを一緒に飼っている家では、もしかしたら、同じ葛藤や事故が起こっているかもしれない、という「動物界からのお知らせ」かもしれませんね。
猫とウサギを一緒に飼っている方は、猫の本能、ウサギのテリトリーなど、きっちり注意をして飼って下さいませ~。
ベジタリアンの方の中には、自分がベジタリアンだからと、猫のゴハンもベジタリアンにする、ということがあるようです。でも、ウサギの例のように、猫は猫の性質や本能があるわけで、肉食者、捕獲者としてのその本能に葛藤を生じさせる暮らし方は、どうかなぁ~と思います。ベジにされちゃった猫でも、健康で長生きしている猫も中にはいるとは思いますが・・・。