20代の頃、芹沢光治良先生が書かれた『
神の微笑』をはじめとする神シリーズ、人間シリーズの本を夢中になって読んでいた時期があります。神シリーズの新刊本が出るたびに読み、同じく神シリーズ読者の友人たちと本について語っていました・・・。
神シリーズを書かれた当時、すでに芹沢先生はかなりのご高齢。半ば隠居生活をされていたと記憶しています。そこに、伊藤青年という男性が訪れるようになります。伊藤青年には、天理教の教祖、中山みきさんが降臨しており、芹沢先生は伊藤青年を通じて親様(中山みきさん)の話を聞いたり、あるいは芹沢先生ご自身が植物と話をしたり霊界を訪れたりと、様々な霊的体験をするようになりました。そのいったんが本になっていたわけです・・・。
伊藤青年は、後に大徳寺昭輝さんというお名前に変わり、湯河原に天命庵という親様の心の教えを学ぶ場所をつくられました。8のつく日には一般の人にも開放されていたので、私も20代の頃、何度か湯河原に行きました。現在、大徳寺さんは、親様のお話だけではなく、全国で絵の個展をしたり、コンサートを開かれたりもされているようです。
もうずいぶん長く天命庵からは足が遠のいていましたが、昨年から友人が天命庵の宿泊施設の管理人になったこともあり、先日、湯河原に泊まりに行ってきました。
ラッキーなことに、その日は大徳寺さんもいらっしゃり、8のつく日ではなかったのに、朝のお祭りで親様からのお話もお伺いすることができました。そんなご縁で、友人が昨日の親様のお話も録音して送ってくれました。
昨日の朝の親様のお話を一部、書き起こしてみます(お言葉を短く編集しています)。
偶像崇拝の1つがお金、地位、家、欲の心。
偶像を求める人は、金で造った像をみて、これを拝めば出世ができると思って偶像を拝んでいる。モーゼに神が言った「偶像を拝んではいけない」というのは「教えをしっかり学びなさい」ということ。神さまの心を学ぶということ。でも、世の中の人は教えではなく、偶像を学んでいる。
あそこの神社に行けばパワーがもらえる、あそこに行けば力をいただける、気をいただけると、電車や飛行機を使ってわざわざ出かける。これも偶像崇拝です。
電車や飛行機に乗って、そこまで行ける経済的な余裕がある人だけが、パワーをもらえるのでしょうか? それなら、お金持ちだけが幸せになる世界になってしまいます。
真に持っている財産は「こころ」です。だから、その心を学べばよいのです。
世の中にはびこっている偶像崇拝しているのは間違いです。本当の力というのは、心を強めること。心を学ぶことです。
偶像崇拝をしてきたために、このような世の中になり、昨今のことが起こっています。オリンピックも大きなお金が動いています。選手のことなど1つも考えてない。お金儲けばかり考えている。オリンピックをお金儲けの道具にしている。神さまは間違いを教えて下さっています。
心の入れ替えをしなければいけません。
この部分、ここはヨハネも黙示録の講座で学んだ《偶像崇拝をしてはいけない理由》とそっくりです!
今回もやはりうーんと思ったのは、聖書に「偶像崇拝」を良くないこととしているその理由。このことは、第2回の
黙示録講座の感想のところでも書きましたが、偶像というのはキリストの像でも、仏像や何かほかの神様の像でもなく、自分の霊的成長から外させるすべてのもの(例えば、名誉や地位、権力といった人の上に立ちたいというような欲求、お金が欲しい、車が欲しい、家がほしい、美しいGFが欲しいといった物質的な欲求、あるいはサボりたい、楽をしたい、安易な道を選びたいといった怠惰さ)を崇拝してしまうこと。
ケイシーによれば、偶像とは肉的な地球的な欲望のことなんですね。
今の世は《偶像崇拝》真っ盛り! 欲を掻き立てるもので成り立っています。
親様が言われていた「あそこの神社に行けばパワーがもらえる、あそこに行けば力をいただける、気をいただけると、電車や飛行機を使ってわざわざ出かける。これも偶像崇拝です。」というのは、思い当たるところ、大ありです。直球ど真ん中(笑)!
偶像崇拝からイチ抜けするには、まず、自分が偶像崇拝をしていることを自覚する必要がありますね。
自分の中の《偶像崇拝》を1つ1つ外していく心の作業が続きそうです…。