瞑想とは何か。リーディング281-41(その1)
2021年 02月 06日
多くの人は、瞑想と祈りの違いについて、ほとんど、あるいは全く認識していない。 しかるに、さまざまな研究を通して、瞑想と祈りについて、きわめて明確な考えを持つ人がここに多く集まっている。
また、瞑想などということがあろうとなかろうと関心を持たず、誰かが自分の考えていることをやってくれるだろうと当てにし、状況のままに任せることで満足している人達もいる。 彼らは、いつか、どこかで、状況や環境が自ずから、彼らの運命に都合の良いように変わるだろうことを望んでいる。しかし、あなた方のほとんどは、何か他の理由があるに違いない。 あなた方にこの時間、ここに居合わせることを促した何か、何らかの願望があったはずである。
それは、汝に希望を与える何かを、あるいは、汝が現在の運命にもっと満足できるようにさせてくれる何かを、言葉から、行為から得ようと思うからであり、あるいは、汝らが今追い求めている道において自分の正しさを保証してくれる何かを得たいと思っているからだ。
そこで、あなたがた一人一人に、われわれは次の言葉を与えたい。
汝らは誰もが、自分が何処より来たりて、何処に向かうかについて、しばしば混乱してきた。 汝らは、汝自身の目から見て、あるいは汝の隣人の目から見て、まったく美しいとは言えない、まったく清浄であるとは言えない、まったく純粋であるとは言えない、そういう体と心を持っている自分に気づいている。 また、自分の心を活動や探求に駆り立てるものよりも、自分の外見の方を気にする人が多くいる。
しかし、それが瞑想と何の関係があるのかと、汝らは問うだろう。 そもそも瞑想とは何か。
瞑想は黙想でも白昼夢でもない。 汝らの体は肉体、精神、霊によって成り立っているが、 瞑想とは、精神と肉体を霊的本源に同調させることである。