ゴハンを食べ始めた頃から、福来はみるみる回復していくのが実感できました。
食べるようになったといっても、まだ口の中に炎症はあるわけで、量はそれほど食べられず、少しずつを回数多く。そして、それまでは私の仕事机の下にずっといたのが、居場所をキッチンに変え、キッチンマットの上か、キッチンの入り口あたりにいるように。
そして、私がキッチンに行くたびに、いそいそと自分のお食事処に待機。私の顔を「お腹空いた」という顔で見上げるようになっていました(笑)。
福来にゴハンの支度をしていると、もれなく、太っちょの笑来までやってくるのがまたまた問題でしたが(笑)、笑来にもしばらく寂しい思いをさせていたので、笑来にもつい、甘くなってしまいます。
ちなみに「ニコさんはどうしてる?」とスタッフにも聞かれてましたが、福来の具合が悪いときに、私が福来のことを気にして手を伸ばしたり、見つめていると「僕も~」とばかりに飛んできて、私と福来の間に割って入ってきてました(笑)。そして福来がそばにいると、シャーっと威嚇するようにもなっていました。福来はいつも私のそばにいたので、ちょっと遠巻きな感じでした。
両鼻からいつも膿が出てニオイがありましたし、毎日クリニックに通っていたので、いつもとは違うニオイが福来からしていたのかもしれません。
でも今は、福来が自分のお気に入りの場所をキッチンに変更したので(笑)、ニコさんは思う存分、私の至近距離にいますー。
9月1日から宮崎に出張が決まっていました。行くかどうかは直前の様子で決めようと思っていました。癌が見つかったとき「出張をキャンセルする必要はない」という感覚があり、もしかして、8月末までに福来は死ぬってこと?と葛藤が生まれたりもしましたが、ともかくもすぐに決めず、最終決断は前日にすればいいと。
ただ4日間の出張予定でしたが、4日めの午前中に予定していた神社巡りだけはキャンセルして、日程を2泊3日に変更。飛行機もホテルも取り直していました。
フードを食べ始め、また横になって寝るようになったことで、福来を安心してキャットシッターさんにおまかせして出張に行ってきました。出張中も、シッターさんには、クリニックに福来を連れて行ってもらい、輸液と投薬をお願いしました。また、様子が変りないという報告も毎日受けていました。
こんな安心の出張になるなんて2週間前までは想像もしていませんでした。命の力はすごいです。何が起こるか本当に分かりません~。
そして、私が宮崎出張から戻ったあたりから、具合が悪くなって以来、ずっとしていなかった猫らしいことを、福来は少しずつし始めるようにもなりました。
ゴロンと横になる
熟睡する
手足を舐める
グルーミングをする
後ろ脚で耳の後ろをかく
ニャーっと声を出す
自分から寄ってきて甘える
朝、私のベッドにやってきて朝食を催促する
などなど。
猫だったら日常的にやっていることですが、具合が悪くなってからの福来はこの全てをしなくなっていましたから…。
頬にあった腫瘍の塊はあっという間に小さくなり、今ではすっきりした頬になっています。
まだ目の瞬膜は少し出っ放しになっているので、鼻のグシュグシュが止まり、目の瞬膜が出なくなったらと願っているところ。
ひさびさにお会いした知り合いのホリスティック系のドクターに、この夏、猫の口の癌ができ、ずっと病院通いをしていたけれど、今ではすっかり回復した旨を伝えたところ、こんな感想を言われました。
「家で飼っている動物って、飼い主さんの病気を引き受けてくれるというから、もしかしたら、本来はナオコさんが罹るはずだった口腔内の癌を引き受けてくれたのかもね。何か、言いたかったけど伝えられなかった言葉があったんじゃありませんか? そしてこの短い間で大きな気づきがあったのかもね。ナオコさんが気づいたことで、猫ちゃんは癌になっている必要がなくなったのかも」
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
人は、本当に伝えたいことが伝えられず、言わなくてもいいことを言ってしまう生き物(涙)。この私にも、言いたかったけど言えなかった言葉は山のようにあります~!
そして、福来のこの1か月の姿をそばでみるにつけ、猫は本当に気高い生き物だと何度も感じました。主治医に「もう相当痛いはずですよ」と言われる状態なのに、痛いというそぶりさえ見せず、そして、何度も転びながら、モノにぶつかりながら、リビングルームに設置してあるトイレまで歩いて向かう姿に神々しさすら感じました(動けなくなった後、福来のすぐ近くにトイレを1つ移動させていたのに、それには見向きもせず、いつもの場所まで歩いていったんですー)。
癌は1度目より再発の時のほうが怖いので、気を緩めず、様子が変わったと感じたらすぐにクリニックで健康チェックをしようと思っています。
その後の処置や療法など…
西洋医学的な処置
*ステロイド薬を飲ませる ←強いステロイドを使っていたので、ステロイドは急にやめない方がいいということで2日に1度に投薬の回数を減らしています。そのうち3日に1回に減らし、少しずつ終了できたらと思っています。
*二次診療の専門クリニックの痛め止めパッチ ←本人が後ろ脚で後頭部を掻いているうちにはがれてしまったので、そのまま終了。
代替療法
*音響共鳴療法のCD ←フードを食べ始めたときに終了
*光線療法(光周波数療法)←鼻水がまだ出続けているので、行く頻度は少なくして継続予定
ヒーリング
*数霊MINIの波動調整器 ←福来が元気になってきたので、現在は、別の具合の悪い猫のエンドレスヒーリング中(笑)
*ヒーリングを練習中の渡辺順二先生に遠隔ヒーリングを時々やってもらう
*気功師の徳江さんに気を送ってもらう
*ラジオニクスの遠隔ヒーリング ←福来の状態に応じて目的を変更(体調改善→骨の再生→鼻水の軽減)
ということで、9回シリーズになってしまいましたが、この1か月間のことを書いてみました。西洋医学、代替療法、エネルギー療法、そしてケイシーのビーフジュースと、様々に組み合わせたことで、癒しの力が集中的に働いたのかもしれません。
お金はそれなりにかかりましたが、元気になったら全てマルです!
こうやって、ただ横で居眠りしている姿をみるだけで、幸せです