福来のこの1か月のことを書く前に、まず癌が見つかるまでの様子
福来は、もともと生まれつき肺に疾患があり、さらに仔猫のときから慢性鼻炎持ち。クシャミと鼻水は1年中、という猫でした。
その慢性鼻炎が今年の3月頃から急に悪化。これまでも何度かそのような時があったので、今回も一時的なものだろうと(人間の花粉症のようなものだろうと)楽観視していました。でも5月になっても治らない。鼻づまりがひどくなり食欲も低下(猫はニオイが重要なので)。ただ、福来にとってラッキーなことに、4月から私の泊まりがけの出張は全てキャンセル。本来だったら5月は約1か月ほどヨーロッパ滞在で猫たちは留守番の日々だったのが、コロナのおかげで私はずっと自宅の日々。ずっと猫たちのそばにいました。
福来の食事は、それまで1日2回だった給餌を、福来が欲しがるたびに少しずつウエットを中心に与えるように変更。ただ、すっかり太りすぎ猫となった笑来(ニコライ)まで、毎回飛んできて食べたがるのが問題で(笑)、もっと食べたがるニコさんを引き止めながら福来に食べさせる(笑)。 猫の食器を1日に何度も洗う日々でしたー。
近所の動物病院では注射をしたり抗生剤を処方してもらったものの、それほど改善はなし。もしかして、5Gなどの電磁波の影響かなぁと、人に勧められて、けっこう値段のお高い電磁波防御グッズ(
ソマヴェディック)を部屋に置いてみたり、寝室に置いていた滝風イオンメディックを猫たちが昼間過ごす時間の長いリビングに移したりもしてみましたが、目にみえる効果はない感じでした。
*ちなみに
滝風イオンメディックは、福来の呼吸と咳がゼイゼイと苦しそうな時があったので、室内の空気改善に購入したもの。自分のためにはお財布の紐は固くても、猫のためとなるとお財布の紐も緩むんですね~。そのおかげか、呼吸と咳のゼイゼイは、その後かなり軽減しています。
9月10日の福来。
ここまで元気になりました! 後ろに置いてあるのが滝風イオンメディック
さらに6月からは、鼻水の量が多くなったせいか、軽い脱水もあったので週に1回、皮下輸液に通い、定期的に抗生剤を処方してもらっていました。
で、8月のある朝、福来の顔をみたら、頬に腫れと目の瞬膜(瞼の下にある、もう1枚の半透明の瞼)が1/3ほど出っ放しに。これは何かあるなと、その日は動物病院の休診日だったので、翌朝すぐに動物病院に連れていき、そこでようやく福来の口の中がとんでもない状態になっていたことが分かったわけです。
その数日前から、出てくる鼻水が黄色っぽくなっていたのは気がついていました。何か細菌性の炎症があるのかも、とは思ってましたが、まさかそれが癌性のものだったとは。
とはいえ、前日も高いキッチンカウンターに軽々と飛び乗ったり、ゴハンも普通通りに食べており、口の中が穴だらけと言われても、全く普通通りにゴハンを食べていました。まさか、そこまでひどい状態になっていたなんて…。猫は自分の病気を隠す習性があると言われています。地震がきている最中もグーグー寝ていたほどの野性味がない福来も、やっぱり野生の本能があったんですねぇ。
医学的処置は何も出来ないとはいえ、何かしたい。
まずは、福来に何度も会ったことがあり猫好きのホメオパシードクター、
渡辺順二先生に連絡してホメオパシーの相談を。翌日すぐにホメオパシーのレメディをいただきに行き、ついでに、癌に対する音響共鳴療法(サイマティクス・レゾナンス)のCDを3000円で購入しました。このCD、免疫アップとか美容系とか様々な用途に対しての周波数CDがそろっているそうで、人間用ではありますが、福来に聞かせることに。
順二先生の説明によると、
『サイマティクス・レゾナンスの最新バージョンで、サイマティクス・レゾナンス音を5つまで同時発振する機能によって、大幅な施術時間短縮、相乗効果を得る事ができるとのことです。単音ではなく5つの音の複合で立体的に場を整えていくのがポイントです』とのこと。
ただ、決して心地のよい音ではなく、また本来はスピーカーを本人の身体の近くに置いたほうがいいそうなんですが、福来の場合、それは難しかったので、音が気にならない音量までボリュームをさげ、日中エンドレスでかけるように設定しました。バイブレーションが届けばいいかなぁと。
*音響共鳴療法のCDの入手については、順二先生にお問合せ下さい。
8月11日火曜日に癌が見つかっても、本人はいたって平常運転。
量は少ないもののゴハンも食べ、高いところにもヒラリとあがり、朝は「お腹が空いた」と私を起こしにくる。毎日、近所の動物病院には皮下輸液とステロイド注射(炎症緩和のため)を受けに行き、顔は腫れているけど、このまま過ごしていけるんじゃないかと思っていました。
ところが8月14日の金曜日の夜から、いきなりゴハンも水も受け付けなりました。
ゴハンの時間にキッチンにきて、「お腹が空いた」と目で訴えるものの、支度をすると自分の食器を前に佇んでしまう。そして食べるのを諦めて部屋に戻ってしまう。しばらく前から福来のフードは、ウエットをブレンダーにかけてスープ状にしたものや鶏肉のスープを作って与えていましたが、そのいずれも全く受け付けなくなりました。
その後も何度も、お腹が空いたとキッチンには来る。でも支度をすると食べられない。それを繰り返しているうちにすっかり食べるのを諦め、とうとう月曜日からは全くキッチンに来なくなり、また体力も落ちたようで、私の仕事机の下でじっとしているようになっていました…。