この供養の旅の大団円は、源氏方のご供養で迎えました。
供養のエネルギーを受け取ってもらえるかどうか、最後まで分からないままでしたが、ともかくも現地に向かいます。
実久三次郎神社には本殿と三次郎とその母親(為朝の子供を産んだ女性)の墓があります。まずは本殿で通常の御祈祷を行い、山のようなお供物は墓所に並べ、その前で源氏方の霊の供養を執り行うことになりました。
おそらくこの日も光田家のご先祖様たちが早朝からスタンバイされ、龍神様のサポートもあったはずです。
源氏方の霊に何を言われるか、拒絶されるかと戦々恐々として向かいましたが、意外にも、特別な出来事もなく、供養全てはスムーズに始まり、スムーズに終わりました。
この日も私たちが神社にいる間には、どなたの参拝者もなく、思う存分光明真言をあげさせていただきました。弘美先生経由でも特に霊界からのメッセージはなく、終了後はすぐに撤収へと動きました! のんびりしているうちに、うっかり参拝者と出会ってしまっては、その人もビックリするでしょうから(笑)。
供養終了後、ずらりと並べていた供物を袋に入れつつ、片付けをしていると、木村さんから声をかけられました。
木村「光田さん、さっきから、ここにいらっしゃる方がずっと光田さんに謝ってらっしゃいます。申し訳ない、めんぼくないとずっと言われ続けています」
み「え? 私に何を謝っているんですか?」
木村「こんな自分たちのために供養を執り行っていただきありがたい。そして、平家を滅ぼし、源氏一族が天下をとり、我らに勝利があったと思っていたけれど、今の日本をこんな国にしてしまったのは、我らの子孫。こんな日本にしてしまって本当に申し訳ない。めんぼくない。そうずっと謝られておられます」
み「え~! そう私に言われても・・・」
木村「日本を何とかしてほしい。日本のために力を貸してほしいと言われています」
み「私にそう託されても…。そういうのは、もっと影響力のある方とか政治家に頼んでいただいた方が~」
木村「この方、私の隣でずっと謝り続けられていますよ」
いやぁ。ここで私にそう頼まれても・・・・。
前回の上から目線の態度とえらく違って(笑)、この時は、恐縮されまくり。私に謝られても~とは思いますー。
日本をなんとかしてほしいとの依頼には全然応えてないワタシ(苦笑)ではありますが、このブログを読まれた方にも託させていただきます!
私は歴史に疎いので、源氏の子孫がどのように広がっていったのか、その後の日本の歴史とどうかかわっていたのかさっぱり分かりません。しかし、いったん天下を取り、勝利したと思っていたのに、900年後の日本をみてみれば、自分たちの子孫たちが日本をダメにしている。その有り様に心が痛い。それならいっそ勝利しなければ良かった。もしかしたら、そんな思いもあるのかもしれません。
こうして、光田家の先祖供養、源氏平家の供養と和合をお願いする旅は終わりました。
果たして本当に供養が出来たのか、単なる夢物語だったのか、私にはさっぱり分かりません。
これだけの供養をしたら、きっと近いうちにいいことが起きますよと言われていたけど、結局、「そんないいこと」が起こった記憶なし!(笑)
次回は、この供養の旅の間での、おまけのような出来事をこのシリーズ最終回として紹介させていただきます。
3年半前のことですが、もはや遠い昔のよう。