ヨード液うがい薬は喉を酸化させる。必要なのはアルカリ化
2020年 08月 05日
『うそみたいな本当の話…やっぱりうそでしょ🤥』たった2か月間、大阪内の宿泊療養施設内の僅か40人そこそこの調査結果に踊らされないように‼️京都大学の川村孝教授のグループが2002年から2003年にかけて全国18地域の約390名のボランティアを対象に実施した「世界初のうがいによる風邪予防効果の無作為割付研究」では、全くうがいをしない群とヨード液うがい薬でうがいをした群とでは風邪の予防効果にほとんど差がなかったということ💡一番効果があったのは、「塩素が入った水道水の水うがい😜」うがいは水でしといてください‼️研究結果の中で、ヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする 可能性が考えられる。ヨード系は酸化作用が強くて、標的のウイルスや細菌以外にも、大切な常在菌を殺してしまったり、粘膜も傷害したりしますから、何も症状がない時に予防的に使用するのは私は大反対です。また、ヨードは甲状腺機能に問題がある方や、アレルギー体質の方、妊婦さんなどには要注意ですから。皆さんも間違ってもコロナ感染予防のために薬局や通販サイトなどで、ポピドンヨード配合のうがい薬なんか買わないようにしてくださいね🙅♂️歯科材料販売のサイト🦷でもポピドンヨード配合うがい薬が売り切れてるのみて👀歯科医療従事者大丈夫❓って思っちゃいました🤣🤣🤣以下研究報告の詳細です↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓【水うがいで風邪発症が4割減少】〜世界初の無作為化試験で実証〜風邪の予防策としてうがいは当たり前のように行われているが、日本独自の衛生習慣であり、 またその有効性は十分に検証されていない。そこで 2002 年から 2003 年の冬季に北海道から九 州まで全国 18 地域で、うがいの風邪予防効果を世界初の無作為割付の研究で検証した。ボランティア 387 名を募り、くじ引きで「水うがい群」「ヨード液うがい群」「特にうがいをしない 群」の 3 群に割り付け、2 ヶ月間にわたって割り付けられたうがい行動をとってもらって風邪の発症を追跡した。その結果、発症率はうがいをしない群の 1 ヶ月あたり 100 人中 26.4 人に対して水 うがい群は 17.0 人、ヨード液うがい群は 23.6 人であった。多変量解析で群間のばらつきをそろ えると、水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて 40%低下することにな る。一方ヨード液うがいでは 12%の低下にとどまり、統計学的にも意味のある抑制効果は認められなかった。水の乱流によって、(ウイルスそのものではなく)埃の中にあってウイルスにかかりやすくする プロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮した ことなどが考えられる。またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする 可能性が考えられる。風邪は誰でもかかる健康障害であり、風邪の治療に約 6000 億円の費用がかかっていることを も考えると、水によるうがいという単純な保健行動の影響は大きいかもしれない。なお、この研究 は 2005 年の American Journal of Preventive Medicine(米国予防医学会機関誌)に掲載された。http://www.hoken.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/03/gargle2007.pdf