天界では迷える魂の層が厚くなり続けているらしい

3回死んで3回生き返ったダニオン・ブリンクリーさんの本『光の秘密』を読んでいたら、気になる箇所があったので、その部分をご紹介。

ダニオンさんは、生意気で暴力的な、いわゆるワルとして生きていた若い頃、雷に打たれ即死状態となります。死んだら地獄に行くし、自分こそ地獄に行くであろう人間だと思っていたのに行き着いたのは愛に満ち溢れた神の世界。2回目の臨死体験のときにも同じように行き着いたのは愛に満ち溢れた天国。それまでの人生の主要な場面を映写され、自分の悪ガキぶりを再体験させられた、ということがありつつも、自分のような人間が地獄に行かないんだから、地獄なんて恐れることはない、そんな場所はないとずっと言い続けていたそうです。

ところが3回目の臨死体験の時、ダニオンさんはそれまですぐに通り過ぎていたブルーグレーの場所に導かれます。第9章から少し引用させていただきます(短く抜粋しています)。


この神秘的な場所に出会ったとき、最初にわたしの注意を引いたのは、どんよりとのろのろ動くエネルギーがわたしの体力を奪うことだった。不意にすぐ近くを不愉快にうろついている無数の魂に気づいた。憂鬱と失意と絶望の悪循環におちいっているらしい。しばらくずっと観察してみて、わたしは突然彼らの物語の詳細に圧倒された。ここの魂は地上での最後の日々を何度も何度も、際限なく生き直しているのだ。ここにいる迷える魂の一部は、この悲しい空虚な社(やしろ)に閉じ込められて、何百年とも思える間、自分たちの人生の寒々とした不幸を再生し続けていることを教えられた。

ここでダニオンさんは、南北戦争の南軍の軍服を着ている兵士など、様々な時代の様々な戦争によって命を落とした兵士たち、たまたまその場所に居合わせたがために一瞬にして戦争で命を落としてしまった数千の魂、あるいは、犠牲を強いられ虐待され、やる気をなくしたまま人生を送った様々な時代の女性の魂のグループなど、ブルーグレーの世界で何百年も彷徨い続けている魂たちの姿を見せられます。

肉体を持たずに2つの世界の間を絶望してさまよっている魂にとって、人生は喜びのない戦いだ。このさまざまなところから来た魂の集団は、人生に悲観的な見通しを持つことで霊的に1つになっている。絶え間なく皮肉や無気力や裏切られたという気持ちとともに、自分自身への責任放棄を態度に示している。

地上で肉体を持っていた間のどこかで、彼らは生きることへの情熱を捨て、自分を完全にしてくれる霊的アイデンティティの探求を拒絶すると決めたのだ。いずれにしても、彼らはすべて死ぬはるか前に生きるのをやめていた。

自ら選んだ否定的態度の破壊性にとらわれて、彼らは過去の人生のパターンを果てしなく反復し、結局どこにも辿り着かない。それでも彼らを思うとわたしの胸は痛む。もしほんの少しの誠実で楽観的な思いを正しい方向に向けてものごとを見ることができたら、彼らは今のむなしい状態を手放し、光の中で真実の安らぎを得ることができるのだ。

「わたしたちの思いが態度を作り、その思いと態度がわたしたちの経験する(現世と来世両方の)人生の質を作り出すのだ」

ダニオンさんは、3度めの臨死体験のあと、なぜ自分はあの場所に連れていかれたのか、彼らはなぜあの場所にずっといるのか、どうすれば救えるのかと考え続けます。そして、あの場所にとどまり、彷徨い続ける魂が増え続けていることにも愕然とします。

あの場所にいる魂の数が今のペースで増え続けていたら、これから20年ほどの間に来世に重大な惨事が起きることになる。もうすでにあそこは何百万という魂でいっぱいなのだ。あと数百万で致命的な目詰まりを起こすだろう。そうなったら、起こりうることは2つ。すでにブルーグレーの場所にいる魂が猛烈な惨めさと恐れを携えてこの世にじわじわと押し戻されてくるか、さもなくば、現世から旅たつ魂がトンネルを通り抜けて光の中に入ることができなくなる。どちらにしてもあまりに恐ろしい見通しだ。

心底率直にいえば、黄泉の世界に入りきらなくなった魂がもうすでにこちらの現実にオーバーフローしてきていると思う。過去10年間でカトリック聖職者が執り行った悪魔祓いが700パーセントも増加したというニュースがそれを裏付けている。ティーンエージャーの自殺も増加している。陰鬱な魂にとりつかれたことが一因となって青少年にこの憂鬱で自滅的な傾向が現れている可能性がある。若者はアイデンティティや自信が不足しているため、しばしばドラッグやアルコールを試すことにつながり、霊的な付着や憑依に弱くて影響を受けやすいのだ。



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ずいぶん前に、岐阜のあるマンションで起こる怪奇現象が話題になりました。誰も触れていないのに、夜な夜な、食器や家具が空中を飛んだり動いてしまう…。ある霊能者によると、そこでは、何百年もの昔、戦国時代に起こった戦いがいまだに繰り返されている。当時戦った武士の霊たちが毎晩、毎晩同じ場面を戦っている・・・。彼らはやってもやっても終わらないその戦いに疲弊しきっているけれど、翌日になったらまたその戦いが始まってしまう。
そんなことを言われていました。


すでに亡くなっているのに、毎朝鞄を持って電車に乗り、会社に通勤をしているサラリーマンの姿を駅にみた、という知り合いもいました。

ケイシーのリーディングに「木は倒れたところに横たわる」というのがあります。つなり亡くなった人は、亡くなったときの意識のまま、霊的世界を生きている、ということ。亡くなったとき、人を疎み、陰鬱な心でいたなら、あの世でも陰鬱なままのわけです。

何年か前に、私は奈良の大峰山、蛇の倉という修験の山に通っていたことがありますが、そこの人たちも、死後、生きていた頃の信条なのか何の理由なのか分かりませんが、天界に行くことができず、迷える霊として彷徨っている魂があまりにも多いと憂いていらっしゃいました。

自分が迷える魂とならないためにも、刹那的で物質主義的な生き方をあらため、自分の本体は魂であるということに気づくこと。そして、自分の先祖に迷っている魂がいるという可能性のもとに先祖供養をしていくこと。

今生きている人たちは、先祖の代表。生きている一人の先には何万人もの先祖と結びついています。だから生きている一人ひとりが先祖に意識を向けるだけで、天界は一気に軽くなっていくでしょう。

この2つを同時進行していかないと、ダニオンさんがみたブルーグレーの世界がどんどん地上を侵食していきそう・・・。

たまたま昨日、アジュラボラトリーの木村さんが平家と源氏の供養をしていたことをブログに書かれてましたが、ここに登場する知り合いは実はわたし(苦笑)。何故か突然、平家の供養をすることになり色々動いてました・・・(このことは、いずれちゃんと書きます)。

…源平時代の念は、いまだ昇華されずに残っていました。つまり、何百年経っても、無念を残した魂はそのままそこに存在し続けているってことです。源平だけではなく、繰り返されてきた戦いの歴史は各地にあります。

もうすぐ7月、8月。お盆の季節。いつもはお墓参りにはあんまり行かないなぁという方もぜひどうぞ。天界を少しでも軽くしていきましょ!

霊において正しい人々の祈りは、肉において過ちを犯した多くの人々をすら、救うことができる。
For the prayers of those who would be righteous in spirit may save many who have erred, even in the flesh.(3416-1)


by hiroshimapop | 2020-06-27 17:27 | おススメBOOKS

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