『ハートへの旅』
2019年 12月 05日
私にとって、興味深いことというのはもっぱら瞑想中に起こります。ふだん、少なくとも私は早朝の長い瞑想につづいて、短い祈り、太極拳、気功、チベット体操、黙想という一連の流れを日課にしています。身体を鍛えるのも大好きで、折りに触れて腹筋や指たて伏せで一汗流します。それらの運動は脊椎と上半身からの2本の主要な経絡および手足からの12本の副次的経絡の浄化と活性化を大いに助けてくれます。もちろんちょっとしたストレッチや筋肉と骨のエクササイズもしています。瞑想の習慣に合わせて食生活も変えたため、食事はずいぶん簡素になりました。他の本でも書きましたが、イメージのなかでチベットの師たちに正しい食物の組み合わせの力について教えられたのです。それに加えて天然の湧水をとることで、チャクラと経絡にエネルギーがたくわえられ、スタミナとポジティブな波動が満ちてくるのが感じられます。チベットの師たちは、やがて人間はこうした食べ物から酵素を吸収し、細胞に高次の波動やエネルギーを取り込めるようになるだろうと言っています。20年以上もまえ、彼らは2015年から2030年までの期間を「液体期」として言及しました。これは人間の身体に起こる重要なふたつの変化に関わっています。変化の1つは私たちの飲み水です。人間の身体はやがて化学処理した水道水やスーパーなどで売られるまがいもののミネラルウオーターを受けつけなくなっていきます。そのため山の天然湧水が手に入らない場合には自分で飲み水を作り直さなければならなくなるでしょう。(中略)もうひとつは、私たちの食べ物の変化です。固形物の摂取は徐々に減少し、天然の栄養分や抗酸化物質が豊富なジュースやスムージーを摂ることが増えていきます。もはや胃も肝臓も、大量の固形物には対処できなくなります。私たちの身体の波動はこれまでより高まっており、いまや健康な生活を送りためには液状の食物がもっとも重要になっているのです。(中略)こうした変化は、すでに2015年のはじめ頃から徐々に始まっていました。この変化はごく自然にやってきたため、なぜその必要があるのだろうと疑ったり分析することもありませんでした。私は世界を広く旅してまわりますが、私のワークショップやカンファレンスや取材にやってくる人々にも、同じような変化を体験している人が増えています。