自分のなかの傷ついた子供を癒す
2015年 12月 06日
私自身も熱と咳で寝込む→1日のみ出社→全く声が出ないまま東北3日間の旅→東京に到着後、また熱と咳で動けず・・・という1週間で、私は例の激震ニュースは旅先で聴くことになりました。津波の被災地という特別な場所にいたせいか、様々に聞こえてくる報道内容も俯瞰した状態で聴くことができたんですが、渦中にいたスタッフは大変だったと思います。
私の今回の風邪も例の事件も東北旅行も見えない世界ではリンクしているようで、この12月は私自身にとっても、テンプルにとっても必要な浄化の月なのかもしれません。
さて、話題は全然変わり、
11月、ブログで『パワー・オブ・タッチ』の本の中身を少し紹介しました。
パワーオブタッチ
パワーオブタッチ(その2)
ときどきこのブログに登場している不思議のいなくん。
出会った当初から「ナオコさんと僕の娘は、偏屈なところがソックリ」と言い続けておりました。いなくんも私には十分偏屈だと思うんですが、ともかくも、上記のブログを読んで、娘の偏屈は、もしかしたら私と同じく、生後すぐ母親から引き離されてしまったことに関係があるかもと思い至ったそうなんです。
それで母親に両掌のなかに、生後すぐの娘の魂をイメージしてもらい、その魂に向かって「大丈夫だからね。いつも守っているよ、安心してね。etc...」と、イメージのなかで言葉かけをしてもらいました。
そしたら、何が起こったかというと、
いなくんが感じていた娘さんの偏屈が薄れてきただけではなく、それをやった母親(つまり奥さん)の癒されていなかった生後すぐの記憶が癒され昇華していったんだとか。
おー、これはすごいと自分も、今度は息子の赤ちゃんの頃の魂をイメージしてやってみたら、息子も自分も、同時期に傷ついていたインナーチャイルドが癒されていった・・・。
すでに20~30人の人で試しているらしく、やった人全員に癒しが起こっているからナオコさんもやったほうがいいよーと、早速私もトライしてみました。
私は自分の子供がいないので、イメージしたのはすでに亡くなっていますが両親の魂。
ほったらかされてた生後すぐの自分と同様、父親も生後すぐにちょっと傷つく言葉を投げかけられていたので、まずは生後すぐの父魂をイメージして、赤ちゃんの父に「大丈夫だからねー。父の人生、けっこう大変だけど楽しいこともたくさんあるから安心してねー。etc...」と語りかけ、次に私が傷ついたのは小学校の入学直後だったらしいので(いなくんチェック)、6歳当時の母親の魂をイメージして、その子供時代の母親の魂に語りかけていきました。
語りかけたのは、私のインナーチャイルドではなく、生後すぐの父親、6歳の母親だったにもかかわらず、同時にそれに対応する年齢の自分のインナーチャイルドも癒されていく・・・。しかも、すでに該当者がは死んでいるのに、その働きかけは有効って面白くないですか?
父親にしてみれば、90年も前の「傷ついたインナーチャイルド」が、娘を通して突然癒されていったわけですから、天国でびっくりしていることでしょう。
人にふれられること、ふれることは、自分の繊細な心や記憶の部分を触ってしまうので、なるほどと思ったり、悲しくなったり、あるいは反発を感じたりと色々だと思います。でも、全て自分の中から出てくる感情や心の反応なんですよね。まだうまく処理できない過去の自分の記憶もあるかもしれませんが、同世代だった両親や子供の魂を癒すことで間接的に自分の傷ついた自分が癒されていくなら、ダメ元で試してみてはいかがでしょうか。
必要なのは、時間にして、ほんの数分なので。
残念ながら、『パワー・オブ・タッチ』の本は、すでに絶版なので、古本か図書館でしか入手できませんが、探して読んでみてくださいねー。