子どものアトピー、ビフォー&アフター
2015年 08月 15日
その際、息子さんのアトピーがケイシー療法ですっかりよくなったお話しと、ビフォー&アフターの写真を見せて下さったんですが、その写真があまりに衝撃的だったので、体験談とともにブログへのご紹介をお願いしたところ、もちろん!と快諾して下さいました。
同じようなことで悩んでいるお母さんも多いと思いますので、参考になさって下さい。ケイシー療法がいい、ということではなく、食事の内容に気をつけることで、かなりの症状緩和が見込まれるのではないかなと思います。
*これは一個人の体験談なので、すべての方に同じ結果が生まれる、ということではありません。また実践に際しては自己流に陥らないように、末尾にあげる本は必ず読んで下さいね。
先日お話しした息子のアトピーの件でメールさせていただきます。
少しでも多くの方にお薬が全てではないんだよ!食が大事なんだよ!自分たちでここまでできるんだよ!ということを知っていただきたいです。
息子は生まれたときから肌がガサガサしていてお医者様からは乳児湿疹で終わるかアトピーになるか6ヵ月後に判断します、といわれました。その後見事にアトピーの道を歩んでいったのですが、2歳までは腕や足の関節部分に湿疹があるくらいでした。
私自身が小さい頃からアレルギーがひどく、IgE抗体の血液検査をすると数値をふりきってしまうほどでお医者様をうならせていたのです。また身体が弱く、薬漬けで、3度、薬で命を落としかけたこともありました。ですから薬はできるだけ使いたくない、という思いがありました。
そのような中、息子を母乳で育てていたので私の母乳をよくすればいい、とのことで乳製品を避けるように言われました。しかしその当時そこまで食に対する意識が高くなかったので毎日食べなければ大丈夫、くらいで大好きなチーズ、ヨーグルトをちょこちょこ食べていました。また、腕や足の関節部分だけだったのでこれくらいは大丈夫、とも思っていたのです。
小児科で息子の血液検査をしても、全くアレルギー反応は出なかったのです。
そのような時、主人の転勤でアメリカのカリフォルニア州に行くことが決まりました。家の近くの代替医療を取り入れた皮膚科の先生から、アメリカのワシントン州にあるサプリメントの権威で代替医療を取り入れたクリニックがあるのでそこに行ったらどうか、と勧められました。でも、アメリカは広いのでカリフォルニア州からワシントン州は行くのが大変だ、という話で終わっていたのです。
しかし、いざアメリカで生活してみるとアトピーがどんどん悪化していったのです。
息子が 2歳になったばかりのときです。
写真2枚を見ていただければその当時の息子の様子がわかっていただけると思います。
シャワーのお水がしみて「お母さん、痛いよ、助けてよ」とぽろぽろ涙を流す息子を抱きながら私も泣いていたのを昨日のことのように思い出します。また、夜は1~2時間毎に起き、かきむしって泣く。シーツが血だらけで毎日洗濯におわれていました。
睡眠不足や慣れないアメリカの生活で身も心もぼろぼろでした。
ですから、日本の医師に勧められたワシントン州のクリニックに行ってみよう!ということになり実際足を運んだのです。
そこでアメリカの最新の医療を目の当たりにすることになったのです。
すぐに毛髪検査をしてくれ、息子にいかに重金属が体に溜まっているかを見せてくれました。水銀、アルミニウムの数値が非常に高かったのを覚えています。お医者様から、2歳なのに何故こんなに重金属が溜まっているのか、何をしたらこんなに数値が高くなるのか、どんな生活をしているのかと聞かれたほどです。他の検査として波動機器を使い、唾液で百種類くらいのアレルギーを一気に図ってくださいました。
これらの検査の結果、5~6種類のサプリメントを処方されたのです。
その他、食の指導として、オーガニックのものしか口にしないこと、検査で出た「絶対避けるべき食」は絶対に摂らないこと、「2~3日ローテーションで食べてもいい食」 を守ること、などがなされました。
その絶対避けるべき食の種類が多かったのです!ほとんど食べられないものばかり。母乳を与えているということで、私も息子と同じものを食べるように、と言われたのです。
また、2ヶ月に1回、唾液検査、検便があり、その都度「絶対避けるべき食」と、「2~3日ローテーションで食べてもいい食」が変わったのです。
この食の指導とサプリメントを半年続けたのですが全く改善されませんでした。ですからどんどんサプリメントが増え、最後は十数種類を飲んでいたのです。
そのような中、2歳11ヶ月で胃腸のインフルエンザにかかり下痢がひどく、水を飲んでも吐く、という状態になりました。3日間全く何も 口に入れられなかった息子に変化が起きたのです。
アトピーが綺麗になったのです!!
「食が全てだった!腸が綺麗になればよくなる!」と確信したのです。そして、インフルエンザにかかった後、息子は全くサプリメントを飲まなくなりました。
もう、食でやるしかない!と腹をくくり、マクロビオティックを勉強して取り入れ始めました。
でも、最後の最後で綺麗にならないのです。関節にはアトピーが残るのです。
その当時、中国の漢方の名医が家の近くにいることが判明し、そこにも通い始めました。先生は「漢方は長く続けるものではない。数ヶ月したら辞めて様子をみるんだよ。」とおっしゃっていました。ただ、その先生が中国に行ったきり戻られなかったので漢方も止めました。
マクロビオティックと漢方で頭打ちをして、どうしよう・・・と途方にくれていたとき、新しい情報が入ってきたのです。
それはケイシー療法。
乾癬とアトピーは似ているので乾癬の食事療法がいいということ。同時にナチュラルハイジーンのことを知ったのです。
これだ!!と直感で思いました。
その記事を書いていたのはまぎれもない、光田菜央子さんだったのです!
すぐに日本へ電話をしました。運がいいことに菜央子さんご本人が電話に出てくだいました!!
その時の菜央子さんの言葉で忘れられない言葉があります。今でも 脳裏に焼きついて離れない言葉。
私が息子が食べられない食材が多いことを話すと菜央子さんは事も無げに「食べられないものに目を向けるのではなく、食べられるものに目を向けたらどうですか?」とおっしゃったのです。
はっ!!と気付いた瞬間でした。そうだ、考え方だなと。
また背骨にオイルマッサージをするといいこと、ケイシー療法の乾癬の食事療法のこと、ひまし油シップのことを教えていただきました。
それだけではなく、菜央子さんはアメリカまでナチュラルハイジーンの本とマッサージの仕方のビデオを快く送ってくださったのです。
目から鱗、とはこのことでした。
食をまず変えました。
朝はフルーツかスムージーのみ。
アメリカの学校はありがたいことに10時頃スナックタイムがあるので、フルーツだけではおなかがすく息子にフルーツレザーシートを持たせたり、玄米のポンセンを持たせたりしました。
昼と夜は大皿いっぱいのサラダをまず食べてからナス科の植物を除いた野菜、アクの強いほうれん草も避け、痒みが出る長いも、サトイモも避けました。
油は酸化するので揚げ物、炒め物は一切なし。コールドプレスのエクストラヴァージンオリーブオイル、オメガ3を含むフラックスオイル、くるみオイルはサラダのドレッシングとして摂りました。
もちろん、小麦、砂糖、乳製品、卵、肉、魚は一切なし。完璧なグルテンフリーの玄米菜食、ヴィーガンになったのです。
ひまし油シップは3日続けて4日休む、を3週間やり1週間休むを1クールとし、続けていきました。
ニレ茶も飲みました。ウィッチヘーゼルもつけました。ただウイッチはスースーしたり、あまりにもナチュラルなので最初は傷にしみたようで嫌がりました。
ピーナッツオイルの背骨のマッサージは毎日30分続けました。アンパンマンのビデオを見ながらマッサージしてもらうことはとても幸せな時間だったようです。
数ヵ月後・・・
綺麗にアトピーは消えたのです。
4歳半には綺麗になっていたのですが、写真は6歳になる前のものです。
本当にケイシー療法の素晴らしさを実感すると共に、菜央子さんに丁寧にご指導いただけたこと感謝いたします。
お母さんも息子さんも頑張られましたよね。
環境的に食の誘惑が多い子どもが、きちんと食事制限を続けるのは、本当に大変だったと思います。周りの人は、つい子どもを喜ばせようとして甘い物、お菓子を与えてしまいますし、揚げ物は親も料理は簡単だし子どもも喜ぶので、つい食卓にのせがち。
「ちょっとくらい」という誘惑を大人サイドがしてしまいます・・・。
不思議なことに、アメリカに住んでいる間はアトピーは軽くなるのに、夏休みで日本に帰国すると悪化するという子どもさんもいらっしゃいました。私は日本の湿気と和食に使われている砂糖が関係しているのかなと思っていたのですが、それが正解ということでもなさそう。何が悪化の引き金になるのかは分からないのがアトピーの不思議なところです。
アレルギーを引き起こす因子になりそうな食材をすべて除去し、サプリメントを山のように飲んでも良くならない・・・。マクロビオティック(玄米菜食)を続けても、症状は残ってしまう・・・。
でも、3日間下痢をして、すっかり胃腸が空っぽになったらアトピーがキレイになった、というのは大きな啓示で気づきです。この息子さんの場合には、やはり日々の食が関係していた、ということですから。。。
では、なぜマクロビオティック(玄米菜食)やアレルギー因子の除去食で良くならなかったのか・・・。先日このお母さんと話していたのは、玄米菜食は意外と揚げ物、油を加熱して作る料理が多いんです。この息子さんの場合は、ですが、加熱した油が皮膚の悪化に関係していたのかもしれませんね。
*ちなみに、ケイシー療法では、皮膚疾患のある場合には、ナス科の野菜はNG食になります。つまり、ナス、トマト、じゃがいも、パプリカ、ピーマン、唐辛子やシシトウなど。玄米菜食を実践されている場合には、試しに、揚げ物+ナス科をNG食にしてみてください)
それから、息子さんの毛髪検査で出てきた有害金属の蓄積ですが、アルミニウムは、胃腸薬、アルミ鍋、アルミ箔、ふくらし粉(ベーキングパウダー)、水銀は養殖の魚、歯の詰め物(アマルガム)、予防接種などが要因として考えられます。
私もちょうど10年前、テンプルのスタッフ全員で毛髪検査をしたことがあります。私はありがたいことに合格レベルだったのですが、普通に日用品や食に気をつけているレベルのスタッフは、全員要注意、要改善でした。今の日本では、普通に気をつけているレベルでは、どんどん身体は汚染されてしまう、という現実があるかもしれません。
そのときのことはこちらに書いています→頭髪ミネラル検査をしました
ちなみに、その後も息子さんのアトピーは全く出てないそうです。
お母さんはその後、息子さんのアトピーを通して、食の大切さに目覚め、いま大阪でローフードと玄米菜食の料理教室をされていらっしゃるそうです。子どもやご自身のアトピーで悩まれている方は、一度、相談されてみてはいかがでしょうか?(連絡先はこちら)
大人の場合には、洗腸もプラスするとさらに毒素排泄が促されるのでおすすめです-。
乾癬、アトピーに対するケイシー療法
乾癬、アトピーのための食事療法はこちら
ひまし油湿布、本当に有り難い方法を残してくださいました。ケイシーさんと、彼を導いてくださった聖なる霊の方々に感謝です。