26年ぶりのフィンドホーン
2014年 06月 13日
私の記憶では、ロンドンから電車で11時間かけてインバネスまで行き、そこのB&Bに一泊して翌朝タクシーでフィンドホーンに行ったはずなんですが、今回再訪してみれば、インバネスからフィンドホーンまでは車で約30分以上。今でも車で30分以上かかるところにタクシーで行くのは躊躇するのに、貧乏な一人旅中だった私がそんな長距離のタクシーに乗るはずもなく・・・。26年前、いったい私はどうやってフィンドホーンまで行ったんでしょう?
当時の面影を求めて歩き回ってみましたが、記憶に残っていたのはアイリーンやドロシーさんたちが最初に住まいにしていたキャラバンとキッチンあたり。私が滞在したコテージは見つかりませんでした。
フィンドホーンで、さすがと感動したのは、内部の見学ツアーに出るとき、荷物やコートなど重いものはここに置いていていいですよ、と現地スタッフさんに言われたこと。比較的安全な国だといわれる日本でも、不特定多数の人が出入りする場所では、少なくとも『貴重品は持っていて下さい、置いておかないでください』といわれます。まして海外では荷物から目を離したら1分後には無くなってますし、盗まれても、それは荷物から目を離した本人が悪いってことになりますから、海外でバッグをそのまま『1時間も置きっぱなしでいい』というのはありえないこと。フィンドホーンを訪れる人がどれほど信頼されているのかと感動してしまいました。
いまフィンドホーンはスピリチュアルコミュニティとして、エコビレッジとして世界的に有名になっており、様々なエコハウスが実験的な試みも兼ねて建てられています。
フィンドホーンの敷地内には、For saleと書かれた家が数軒ありました。ポリシーを理解し共感できる人が基本になりますがコミュニティ内に住んで、フィンドホーン外の会社に通勤している人もいるそうです。
50年前、荒涼とした何も生えないといわれた砂地がこれだけ緑豊かな土地になり、そして世界中から人々が集う場所になったわけですから、人と自然の精霊とが協力しあえることができたのなら、世界中の荒地もここに続くことができるってことですよねぇ。
アイリーンさんたちが住んでいたキャラバン。ここに大人3人と子供たちが住んでいました。


たしか、ここは26年前には建築中だった気がします・・・。

自然と一体化した家

古墳みたいですが、タイヤを積み上げて作った小屋の裏っかわ

タイヤハウスの壁面

屋根の上に草を植えると断熱効果があるらしい

お酒の樽を利用して建てた家
