スコットランドとユニコーン
2014年 06月 10日
スコットランドのお城を歩くと、至るところでユニコーン(一角獣)をみることになる。なぜなら、スコットランド王家の紋章がユニコーンなのだ。
なぜにユニコーンが王家の紋章に?
ケイシーリーディングの視点からすると、ユニコーンが地球上に存在しても全く不思議ではない。地球に飛来してきた魂たちは、自分の想念の力によってどんな生き物であっても創造することができたので、頭に角を持つユニコーンが存在していた、ということは十分ありうる(馬に角を生やしたくらいだったら意外とツマラナイ気もするが・・・)。
しかし、なぜにそれがスコットランドの紋章になったのか・・・?ガイドさんに聞いてはみたものの、その歴史的な意味合いはよく分かっていないらしい。ケルト民族の民間伝承に登場するらしいんですが・・・。
そんなこんなで、ユニコーンのことをガイドさんと話していたら、ノアの箱舟の話には箱舟に乗せてもらえなかった動物としてユニコーンが出てくるよと旅の仲間の安藤さん情報…。そんな記述がノアの章にありましてっけ? 私には全く記憶がないものの、調べてみると、旧約聖書には、いくつもの章でユニコーン(一角獣)が記述されている…。
Wikiから転記すると…。
•神は彼らをエジプトから導き出された、その勇敢さは一角獣のようだ--『民数記』第23章第22節
•彼の威厳は初子の雄牛のようであり、その角は一角獣のようだ。それで彼は国中の民を突き刺し、その全てを地の果てにまで及ぶ--『申命記』第33章第17節
•一角獣はあなたに仕え、あなたの飼い葉桶のそばに留まるだろうか。あなたは一角獣に手綱をつけて、畝を作らせることができるだろうか、あるいはあ なたに従って谷を耕すだろうか。その力が強いからと言って、あなたはこれに頼むだろうか、またあなたのために働かせるのか。あなたはこれに頼って、あなた の穀物を打ち場に運び帰らせるだろうか--『ヨブ記』第39章第9 – 12節
•獅子の口から我が身を救いたまえ、一角獣の角から弱き我が身を護りたまえ--『詩篇』第21(22)章第22(21)節
•主のみ声は香柏を折り砕き、主はレバノンの香柏を折り砕かれる。主はレバノンを子牛のように躍らせ、シリオンを若い一角獣のように躍らせる--『詩篇』第28(29)章第5 – 6節
•しかし、あなたは私の角を一角獣の角のように高く上げ、新しい音を授けられました--『詩篇』第91(92)章第11(10)節
•主の剣は血で満ち、脂肪で肥え、子羊と山羊の血、雄羊の腎臓の脂肪で肥えている。主がボズラで犠牲の獣をほふり、エドムの地で大いに殺されたからである。一角獣は彼らと共にほふり場に下り、子牛は力ある雄牛と共に下る--『イザヤ書』第34章第6 – 7節
書き出してみると、とても想像上の動物だったとは思えないほどはっきりと書かれていることに、またまた驚いてしまいますが・・・。
さて、昨日今日とスコットランドで訪れた2つのお城。
当時の城の内部は、別に壁に壁紙が貼られているわけではなく、石がむき出しで寒々としていたらしい。それでその無味乾燥な石の感じを隠すために、大きなタペストリーを織って四方の石壁に飾ってんだとか。
今日行ったスターリング城でも大きなタペストリーが壁に飾ってあったんですが、なんとそのモチーフがユニコーン! しかも『ユニコーン捕獲物語』とでもタイトルをつけたくなるような一連の物語が読み取れるもの。
ここまでタペストリーが大きいと1枚を完成させるのに4年の歳月がかかるらしい。それなのに(と書きたい)、なんで人々に槍で体を突かれ血を流すユニコーンを織っちゃうの?
日本人の私からすると、血を流し苦しんでいるユニコーンを織って壁に飾る神経が全く理解できない。獰猛で決して生きて捕獲できないと言われたユニコーンを捕獲し飼い馴らす、ということに比喩的な意味があるのか、はたまたスコットランドの誇りになるような神話があったのか・・・?
いずれにしても、これまでユニコーンにまつわる伝承について全く調べたことはありませんでしたが、これを書くにあたり、Wikiを読んでみると、ユニコーンについての面白い伝承がたくさんある。単に頭に角が生えてる馬じゃなかった。
ユニコーンについて何かご存じの人がいたらぜひ教えて下さい。興味しんしんです。








