「YOUは」宇宙人に遭っています
2014年 03月 17日
たま出版社長の韮澤潤一郎さんにインタビューしたとき、韮澤さんから勧められた1冊だったものの、この軽い感じのタイトルに、きっと中身も軽いだろうと全然食指が動かずにましたが、フェイスブックで誰かがこの本を薦めていたこともあって、では読んでみるかなと。
いやぁ、これがなんとも面白い。
先週から移動が多いこともあり、電車の中で読んでるんですが(つり革につかまってこの本を読むのはちょっと恥ずかしい・・・)、1章1章、紹介されている遭遇体験、リアリティがありながら想像を超えていて、まさに事実は小説より奇なり話ばかり。
アセンションや地球滅亡、誘拐や人体実験といった怖い話もありながら、宇宙人が地球で体験することに喜んだり困ったり、途方に暮れたりと、なんだか身近な感じなのだ。宇宙人が「上司に見つかったらやばい」と慌てている姿なんて、想像するだけで微笑ましい・・・。
面白かっただけに、このタイトルがなんとも惜しい。タイトルでかなり損をしている気がします。原題そのまま『スターピープルとの遭遇』のほうが、まだ良かったんじゃないでしょうか?
こんな内容です
「我々の祖先は宇宙から来た」 ― 太古からの伝承を受け継いできた北米インディアンたちは実は現在も地球外生命体との接触を続けていた。
それはチャネリングや退行催眠などを介さない現実的な体験であり、これまで外部に漏らされることは一切なかった。しかし同じ血をひく大学教授の女性と歳月を重ねて親交を深めていく中で彼らは徐々に堅い口を開き始めた。そこには彼らの想像すら遥かに超えた多種多様の天空人(スターピープル)たちの驚くべき実態が生々しく語られていた。
北米インディアンの部族は、太古の昔から異星人と遭遇し続けているというのは、不思議な話ではありません。していないほうが不思議なくらいで・・・。
でも、ここまで踏み込んで彼らの宇宙人遭遇話を聞けたのは、やはり同じインディアンの血をひく著者だからこそ。誰にも語らずずっと心に秘めていた話もありました・・・。
たんたんと語られ続ける北米インディアンの宇宙人遭遇話を読んでいると、宇宙人とすれ違ったり遭ったするのは普通のことって気さえしてきます。生命体がいる惑星は地球だけ、UFOは単に未確認飛行物体で宇宙から来たものとは限らない、という科学的な考えのほうが非科学的。
私はある時期、UFOが登場する夢ばかり見ていたことがあったんですが、あることをきっかけに、パタリと夢にUFOが出てこなくなってしまいました。夢でもいいから、また、UFOに遭遇したいなぁ。
本の中に紹介されていたエピソード
近所に墜落した宇宙船に乗った人の体験談
『宇宙船は墜落現場の丘の中で非常に巧みに隠されていたから、そばを通りかかった人がいたとしても見過ごしてしまっていただろう。でも船体表面の泥をぬぐい去ったら、なめらかで光沢のない銀色の船体が現れるんだ。それは円盤みたいな丸いものではなく、細長くてスマートな形をしていて、私がコミック本で見たことがあるロケットみたいな感じだったよ。座席を数えたら17あって、そのひとつに腰掛けてみたら、体のまわりで溶けたんだよ』
『座席が私のまわりで溶けたのさ。最初は自分が捕らえられたように感じてぎょっとしたよ。でも逃げようとしたら、そのまま解放してくれたんだ。それから何度も座り直してみたよ。腰掛けるといつも温かく抱きしめられるように私を包んでくれて、立ち上がろうとするとスッと自由にしてくれるんだ。それは私が立ちたいと思うのを見越して動いているかのようだったよ』
除雪作業中に、円盤に乗り損ねてしまった宇宙人を車に乗せた人の体験談
『・・・宇宙船が誤作動を起こしてしまったんだと彼は言っていました。それを修理するためにほんのわずかの間だけ、道路の真ん中に着陸させていたらしいんです。彼は雪に興味をそそられて、船外に出て少し調べていたそうです。雪嵐のせいで彼らはそこが高速道路だとは気がつかなかったんです。そして近づいてくる私に気づいてびっくりしてしまい、彼を外に残したまま大慌てで逃げ去っていったんです。(中略) 彼らは地球人と接触することを許されていなかったため、その場に取り残された彼はさらなる窮地に陥ってしまい、私に見つかってしまうことを心配していました。他の仲間たちが彼を置き去りにして即座に飛び去ってしまったのにはそういう事情があったんです。今回の旅の行程の中で彼らはいくつかの規則違反を犯してしまっていました。彼によれば彼らはみな若い乗員たちで、もし今回のミスが上役の知るところとなれば、探検隊員としての資格を失ってしまうだろうとのことでした』