農業男子、大工男子、修理工作男子、増殖熱烈希望
2013年 09月 07日
アメリカ西海岸までは飛行機で片道10時間ちょっと。先月、片道20時間以上という南アフリカの旅から帰ってきたばかりだし、ケイシー財団のあるバージニア・ビーチへは、乗り継ぎを入れて片道17時間くらいかかるので、10時間は楽勝って感じです。狭い座席に座ったままだとあまり眠れませんが、機内で新作映画を4本見て、ときどき地上や雲の様子を見て、けっこう充実の空の旅でした。

出張前、挨拶を兼ねて送ったメールの返信がすでに読解できず(ライティングの訓練を受けてない人に多いのですが、句点やピリオドがなく、文章がズラズラ書かれている)、空港でお会いしたときも、全く英語が聞き取れず(ニュージーランド出身)、どうやって3日間を一緒に、しかもビジネスの話しをすればいいのかと内心かなり蒼くなってましたが、言葉の壁を越え、1日目にして惚れました。
なぜなら・・・
*自宅から空港まで5時間ドライブ後、私を乗せてさらに4時間半のドライブ。アメリカ各地に自分の倉庫があるので、アメリカ国内だったら、車の移動は全然平気らしい。
*オフィス兼自宅は自分で建てた。いまだセルフビルドは継続中
*ダイニングテーブルやチェステーブルも自作。これが素晴らしい出来ばえ
*庭では様々な野菜やフルーツを無農薬栽培。スーパーに行く必要なし。育った野菜や果物は近所に分けたり、巨大なディハイドレーターで乾燥させて保存食にしている。
*今は一人暮らしなので、料理は自分でつくる。仕事が終わって料理を作るのが好きらしい。でも食事の内容には気をつけている。
*料理は自分の足と舌で習得。例えば、アジア料理は、タイやカンボジアを2~3週間かけて歩いたとき、地元の人に教えてもらったんだとか。
*ゴルフやジェットスキーなどのスポーツも楽しんでいる
時々犬を連れてキャンピングカーでドライブ旅行に行き、遠距離恋愛中のGFとどこかで落ち合い、ビジネスで世界中を旅して、自宅では野菜を育てて、その野菜を自分で料理し、家や家具は自分で作り・・・。
3.11のあとも、いろんな人に呼びかけて物資を日本に向け送ったんだそうで、今回、私に3日間付き合って下さったことも含め、人を援助したり、廻りの人のために何かをすることを軽々とやってのけてしまうその姿勢も素敵です。
「そんなにやることがたくさんあって、いったいいつ休んでいるんですか?」って聞いたら「全てを楽しんでいるから休む必要もリタイアする必要もない」との返事。ビジネス社会でもしっかり成功をおさめ、プライベートでも家を造ったり料理や家事をすることを楽しんでいる。どちらか一方に偏ってしまいがちな中、人生のバランスも素晴らしい。
ちなみにデイビッドさんの場合、子供の頃から、何でも自分で作ってしまえる大人と一緒に育ったので、それが当たり前で、自然に見て憶えたと。ニュージーランドの田舎では、自分で何でも作ってしまうのがフツーのことなんだそうです。
お金を出せば何でも買える人もいいでしょうが、最近は、こんな「生きる力」に溢れている人に特に魅力を感じます。これからは会社で出世するよりも、高い年収を稼ぐよりも、農業や大工仕事ができるほうが大切になる時代が到来しそう・・・。
農業男子、大工男子、修理工作男子、増殖熱烈希望! 男性が男性らしく逞しくなれば、女性もより女性らしくなってくるのです(今はお互いが中性同士)。
パソコンの前に座っている時間があれば、これからは畑仕事に大工仕事でっせ。

夫にそうなって頂きたいっ!というより、自分がそうなりたいっ!(笑)
素敵な出会いがありましたね
光田さんも、自分の足で確認する力、見習わせて頂きますm(_ _)m

