カリフォルニアで有機アーモンドの農園視察ちゅう
2013年 09月 05日
カリフォルニアの内陸部を車で移動していると、たくさんのアーモンド農園が左右に見えてきます。でもそのほとんどは慣行農園。有機認証を得ているところはアメリカ全体でも3%ほどだそうで、なぜなら、普通の農業だと1エーカーあたりの収穫量は3000パウンド。一方、有機農産ものは1エーカーあたり1700パウンド。半分近くに収穫量が落ちてしまうんだとか。有機のアーモンドの値段が高い理由の1つはここにあったんですね。
今回見学させていただいた農園&工場はテンプルでも扱っている有機の生アーモンド農園。4代前にロシアから移民してきて、なーんにもなかった荒れ地を自分たちで開墾。現在600エーカーもの農園と収穫したアーモンドを出荷できるまで選別する加工工場を経営されています。
主に働いているのは、メキシコからの移民の方々。ここだけではなく、食品工場内はメキシコ系の方ばかり。オフィスワーカーは白人で、労働者はメキシコ系という2分化された世界を見ました。
2月に花を咲かせるアーモンドの収穫はいま! グッドタイミングで収穫の様子を見せていただけました。
アーモンド農園
アーモンドの収穫は、ガシっと機械で幹を掴み、しばらく木を揺すると・・・
空からアーモンドが雨のように降ってきます
落ちたばかりのアーモンド。数日間このまま乾燥
数日後、別の機械で地面に落ちているアーモンドを中央に集めて
最後は巨大なバキュームで地面のアーモンドを吸い上げていきます
アーモンド農園の4代目社長さんと