ゲルソン療法 ホームセットアップWS
2013年 06月 29日
ゲルソン関係の本は何冊も読み、サンディアゴのゲルソン協会主催の体験ウイークに参加し、自宅にもノーウォークジューサーを購入し、完全塩抜き食生活も2週間は体験してきましたが、「ゲルソン療法を体験する」のと「ガン患者本人もしくは家族としてゲルソン療法を実践し続ける」のとは、全く違いますね。生活すべてがゲルソン療法になるわけですから。
昨日、今日とセミナーのはじめに、ゲルソン療法で、深刻なガンの状態(再発、手術を繰り返した)から抜けだした2人の男性の体験談を聞きました。患者本人の生きようとする意欲だけではなく、周りの人、特に家族の理解と協力なしには、ゲルソン療法は実践不可能。体験をお話下さったのが2人とも男性だったのが象徴的ですが、この療法では、1日中キッチンの中でジュースを絞り、食事の準備をしてくれる人、それもできたら2人は必要になります。残念ながら、1人暮らしの人が自宅で実践、もしくは会社勤めをしながら・・・というのはほぼ無理。
ナトリウムを排出したり、解毒や治癒力を高めるために、1日合計13杯、1時間おきの絞りたてのジュース+3食の無塩の食事、サプリメント、プラス、1日数回のコーヒーエネマ(コーヒー洗腸)を行うのがゲルソン療法の特徴で、その生活が1年、2年と続くわけですから、勢いだけの決意では続きませんし、1人で行うにはハードルが高すぎます。家族が協力を示したとしても、その決意と意志が日々試されることに。
野菜は箱買いが必要。日々使用する圧倒的な野菜に一部屋が完全に食材置き場になるくらいの量を買い続けることになります。大きい冷蔵庫が2台、ジュースづくりに高性能のジューサーも必要で、スタート時点では、金銭的な投資も生じます。
でも大変な分、見返りも大きい。
ゲルソン療法は、単に食生活を正すとか、健康度を上げる、といったゆるやかな食事や代替療法ではなく「ガンを治癒に導く」というその1点に焦点が絞られ、何十年もの間、その方法が研究され、ガンに効果があると協会が認めたものだけを集中して行うので無駄がなく、また無駄なものに使う時間も余裕もありません。
*そんな中で、ひまし油湿布や洗腸、フラックスオイルが勧められているのは嬉しいことです。
と書きつつ、ケイシー療法を知っていると、ケイシーが排除すべし、と言っていた「じゃがいも」「リンゴ」「炭水化物+柑橘ジュース」が出てくるし、反対に勧めていた「生アーモンド」が忌避食材になっていたりと、微妙に、でも大きく違うところがあり、そこは悩むところではあります・・・。
(私が実際に自分で行うなら、ジャガイモは皮の部分を主に食べるとか、炭水化物+柑橘の組み合わせは食べる時間をずらす、リンゴは使用する個数を減らすなど、ケイシーリーディングに近づけるべく、多少の抵抗は試みると思いますが、ガン治療のために、ゲルソン療法を実践される場合には、自己流ではなく、必ずゲルソン協会が勧めるプロトコルに従ってください)
でも、末期ガン患者さんが奇跡的な回復を示したり、10年、20年と再発せず暮らせている方が多く存在しているなど、実践しただけの効果は期待できます。
過去、私は何人の方にゲルソンの本を読んだり、千葉の氏家さんのWSに参加することを勧めたことか。
だから今回あらためて私も自分の学びを深めるために遙かサンディエゴまでゲルソン療法の勉強をしに来ているわけですが、「初めて知ったこと、まだまだ知らないことだらけ」で、いくつものウロコを目から落としています。そして、なにより(ケイシー療法の人たちもそうでしたが)、ゲルソン療法に関わっている人、広めようとしている方々の真摯な姿にも感動。お金でも名誉欲でもなく、病で苦しんでいる人たちを救いたいという思いからスタートし、その姿勢がいまだ崩れていないわけですから、医が別のものにすり替わりやすい中で、希有なことです。
セミナーは明日まで。明日はコーヒーエネマやひまし油湿布のデモもあります!
*日本国内でゲルソン療法を実践したいと思われている方は、本だけの知識でスタートするのではなく、必ず事前に氏家さんのWSを受けるか、村上さんに自宅のキッチンに来てもらって指導を受けてください。自己流だと、せっかく実践しても、治癒に結びつかないだけではなく、誤解のまま途中で止めてしまうことにもなりかねません・・・。
ゲルソン協会認定のホームセットアップトレーナー、村上さんのサイトはこちら
ゲルソン療法の主軸はやはりジュース!

ガンの方にははやりノーウォークジューサーが勧められています

テキストは事前に日本語に翻訳されていました

明日の実習はこちらが主役
