心が心に応じ、体が体に応ずる出逢いって
2013年 04月 10日
Q)「結婚すべき相手と出会った時に、どうすればそれをはっきり知ることができますか?」
それに対するケイシーの回答はこうでした。
A)「自己の内に、応ずるものがあるはずだ」
Q)「その人はどのような仕事についていますか?」
A)「彼が道路掃除夫であろうと、大統領であろうと、会えばわかる! それは、仕事の種類によって選ぶようなものではない。 それは心が心に応じ、体が体に応ずるようなものだ」308-13
会えばわかるか~。
でも、惹かれあった相手の仕事が掃除夫だったら、果たして私はその人との結婚を考えるだろうか・・・?
しばし考えてしまいました。
何か夢を持ち、その夢の実現に向かう過程として掃除夫をしている人なのか、そうじゃないのかで私の答えは変わってきそうです。
職業に貴賎はないといわれます。確かにどんな仕事も貴く、どんな仕事も必要とされていると頭では思います。
でもやっぱり・・・。
私の見栄の部分が、結婚相手の仕事は掃除夫じゃないほうがいいなと思ってしまいます。親や友人に何の気かねなく報告できる仕事のほうがいいなと。出来たら友だちに羨ましがられる仕事のほうがいいなと。
さてさて
時々このブログに登場する徳江さん。
ブログのネタにしていいよとお許しをいただいたので書いてしまいますが、徳江さんの結婚が決まったとき、徳江さんのお仕事は掃除夫でした。
相手の女性は、大手損保会社の重役の娘さん。ご本人も大手企業の秘書をされていたそうなので、いわゆる「お嬢様」として育った方のようでした。
その女性が、自分の会社の廊下や階段を掃除していた『お掃除の人』と恋に落ち、結婚を決意したんですから、これは凄いことです。徳江さんの奥様は、肝のすわった女性だったんだなと思います。
ホントのところ、徳江さんは当時雲水をしていて、インドに出家する費用を稼ぐために、とある会社の掃除夫として働いていたので、実際の身分は『出家直前の雲水』だったわけですが、徳江さんに惹かれ、徳江さんとの結婚を決意したとき、奥様は、相手の職業を掃除夫だと思い込んでいたらしいので、正真正銘、内に応じるものに従って奥様は結婚を決意されたんでしょう。
中学のときから出家しようと思い、実際に出家する準備が整いつつあった徳江さんの決意を翻させたほどだったんですから、奥様の思いがどれほど強いものだったのか。今の徳江さんからは想像もつきませんが、当時の恋話を聞くと、羨ましい限りです・・・!
で、出家を辞めた徳江さん。奥様のご両親にしてみれば、やはり婿の職業は掃除夫じゃないほうが良さそうだと、結婚するにあたって保険会社に就職をします。徳江さんは奥様に会ったがために人生大転換。先日も、妻になった女性と出逢ったことが自分の人生のターニングポイントだったと言われてました。
まさに『会えば分かり』『心が心に応じ、体が体に応じた』出逢いであり結婚だったんでしょうね。
もう1つ。
20年近く前になりますが、アメリカのバージニアビーチで、1つ前の前世で、ケイシーの妹として生まれ、3才のときに亡くなった女性と話しをしたことがあります。彼女が3才で死んだ理由。それは将来結婚すべき相手が、自分よりももっと後で生まれてくることが分かったので、その彼の年齢に合わせるために、もう1回生まれ直す必要があったから。
これも『魂の声』に従って実った、2つの生にまたがる結婚だったんでしょうね。
今の時代、『会えば分かり』『心が心に応じ、体が体に応じる』出逢いがあっても、相手の職業や条件でみすみす逃してしまっている人、多いかも。
私の相手・・・?
うーん。来世に期待しようっと。