日本の寝室事情(前編)
2013年 02月 02日
マークの来日、いよいよ来週。
基礎講座はすでに満席ですが、2月11日の応用編はまだ残席があります(詳細はこちらから)。マークが行うミニコンサルの受付は終わりましたが、参加者のお宅の写真を見ながらするマークのアドバイスを聞くだけでも十分面白いですよ!
2011年にマークの風水を受けられた石塚ともさんが、ご自身のブログで、
最初はふむふむという感じだったのが、
だんだんボディブロウのように効いてきて、
最後に右ストレートもばしっと入ったという感じでした(笑)
と書いて下さっていますが、風水コンサルがボディブロウのようにじわじわと、でも確実に心に効いてくるのは何故なのか? ぜひ学びにいらして下さい。
11月末のブログで、アドバンスクラスの宿題と実習も兼ね、ご自宅の風水コンサルをさせていただけませんか?と呼びかけたところ、5名の方からお申し出があり、3名の方のご自宅にうかがわせていただきました(私もご一緒させていただきました!)。
いやぁ~、風水コンサル、面白い!
当たり前ですが、お宅はみんな違います。
それぞれに個性があって、それぞれに好みや趣味も違います。間取りも大きさも、持っている家具も、そして抱えている家族の事情も違います。
その制限のある中で、いかに創造性を発揮できるか、クライアントさんの人生を良くするために、見えている世界をどう変化させていくか、潜在意識にネガティブなインパクトを与えているところを、どうポジティブに変換するか・・・。
マークの風水コンサルでは、快適であること、動線がスムーズであることを考慮しながら、その場でどんどんモノを動かしたり片付けたりします。なので、2時間のコンサル時間内に、部屋の印象やエネルギーの変化を実感。目で分かるし、感覚でも分かる。だから面白いんですね~。
さてさて、前置きが長くなりましたが、今日のトピックはマークの風水を通して見えてきた日本の寝室事情。
マークの風水を学び、いろんなお宅に行くようになって気がついたことの1つが、日本の寝室は、そのほとんどが寝るためだけにある。もしくは自分の時間を過ごすためだけにあるってこと。寝室なんだから、当たり前じゃないと思った人は、もしかしたら、寝室のもう1つの役割をすっかり忘れているのかもしれません・・・。
テンプルで制作して販売している『ライリーマッサージを学ぶDVD』。
このDVDは、撮影を担当したカメラマンさんのご自宅(バージニア・ビーチ)を使って撮影しました。玄関を入ってすぐ脇にあった彼の寝室がすごかった。なんせ、キングサイズくらいのベッドを覆っていたのは、光沢のある濃いワインレッドのシーツとベッドカバー類。ベッド脇のランプの灯もあやしく、部屋全体がドキドキするくらいセクシー! あの寝室を見る前は、50代のお腹の出ているフツーのおじさんにしか思えませんでしたが、あのクラクラするほどセクシーな寝室を見てからは、この人はもしかして、様々な浮き名を流している人なのかもしれないって思いましたよ(独身でした)。あの寝室は、寝ること以上に、パートナーと熱い夜を過ごすためのお役目があった気がします。
同じくバージニアビーチのお宅。何度か泊まらせていただいた女性(30代独身)の寝室にも、パートナーとの甘い時間を過ごすための一工夫がありました。主寝室が1階のリビングの横にあるという間取りのためか、いつ誰に見られてもいいよう清潔感漂う雰囲気のコーディネイトでしたが、その奥にあったプライベートのバスルームは色っぽかった。赤く薄ぼんやりした灯りとキャンドル・・・。トイレに行ってドキドキしてしまったのは、私だけでしょうか?
話を日本に戻すと・・・
今回、コンサルに同行させていただいた3軒のお宅のうち、2組は新婚さん。うち、お一人は6畳の畳の部屋にシングルのお布団を2組並べてお休みでした、
日本の住宅は、だいたい6畳が基本。が、タンスの位置、梁や押し入れの位置を考えると、2組の布団を並べるにはスペースがギリギリ。あーでもない、こーでもないと、どっちを頭にして寝るかを風水講座の生徒さんと考えていたんですが、ふと、素朴な疑問が湧いてきて、クライアントさんに聞いてみました。「何故ダブルのお布団をお使いにならないんですか?」と。クライアントさんは、新婚ですからなおさらの疑問です。
そのお返事はこうでした。
「え?ダブルのお布団ってあるんですか?」
ダブルベッドは知っていても、ダブルのお布団の存在を知らなかったそうなのです・・・。
ファミリー用サイズの布団があることを知ったときにもにも驚きましたが(夫婦の間に子供たちが眠れるように大きなサイズになっている)、新婚時代も夫婦別々にシングルで寝て、子供ができたらファミリーサイズっていうのは、先進国では日本だけじゃないでしょうか?
こんなお布団です↓

両親は田舎のオジサンとオバサンでしたが、ずっとダブルの布団で寝てました。父は外まで響き渡るようなイビキをかく人でしたから、その隣でよく寝ていられるもんだと子供ながらに感心してました。大人なのに二人で寝て、子供は1人っていうのは変だなぁと思ったこともありましたが、自分が大人になって廻りを見回してみると、ダブルベッドやダブルのお布団を使っている夫婦は意外に少ない。新婚当時は別として、40代以降、一緒に寝ているっていう夫婦の割合はどんどん減っていく気がします。
これって、日本の少子化問題や草食男子が増えている現実を暗示しているような。
*同じ部屋でシングルの布団を2組並べて寝ているご夫婦はまだマシかも。別々に子供と寝ている夫婦もかなり多いです。私の友人にも小学生の娘と寝ている父親、息子と寝ているお母さんなどなどいます・・・。
日本の住宅事情を考えると、それでなくとも狭い空間に家族がひしめきあっているし、1つの部屋に昼と夜で別の顔があったり、お舅さん、お姑さんが一緒だったりして、なかなか色っぽい寝室は作れない環境ではあります。
かといって、寝室に親や子供が(物理的には入らなくても)ずんずん侵入してくるのはどうでしょう?あるお宅は、寝室が孫のおもちゃで埋め尽くされてましたし、あるお宅の寝室は、布団の横に仏壇が置かれていました。
夫婦の寝室の役割と、そこは「二人で過ごす大人の空間である」ことを意識してみると、これからの時間をどう二人で過ごしていくのか、二人の関係性も含め、見えてくることがあるんじゃないでしょうかね。

すぐ行ったのは枕の位置変え。その晩からぐっすり眠れるようになり、夫が「ここが一番落ち着くから」と必ず一緒に寝るようになりました!
それまで彼は居間や音楽室でテレビを見つつ寝てしまい、私は寝室に一人ということもままありました。なんとかならないかと悩んでいたので、劇的な変化に大感謝です。
ダブル布団、ピンクのライト(二つ)も夫が率先して探しています。ピンとくるものがなくて、まだ購入はしていませんが。
他の部屋も随分変わってきました。本当にありがとうございました(^-^)。

どう体感が違うのか、心理的に何が変わったのか、深いレベルの変化であればあるほど、うまく言語化できないとは思いますが、この変容ぶりは素晴らしい!
それから、ご縁のエリアの寝室だからといって、ピンクやハートだらけにしなくていいですよ。あまりに「風水をやりました!っぽくなってしまう」と、全体のバランスを崩しますし、Too Muchな印象になってしまうことがあります。私は品良く・・・というのが好きです。
ネットや雑誌でインテリアページをたくさんみてくださいね。色合いなど参考になりますよ。

夫は他にも、コンサル後突然二階の倉庫(一番汚かった場所)を整理してごみ袋4つ分を断捨離してくれました。「今やらなきゃ」と思ったそうです。
そうしたら数日後、ビックリすることが…。
夫は今年会社都合で休職を余儀なくされ、我が家はしばらく収入激減を覚悟していたのですが、休職しなくてよくなったのです(正確には休職しても一月ほどで済むことに)。
これも風水で流れが変わったからかもね~と話していました。
風水、本当に楽しいし面白いです。光田さん、受講生さん、マークさんに深く感謝しています☆