和田裕美さんの神社の本2冊
2013年 01月 12日
その1冊が和田裕美さんの「営業のビタミン」(その後「営業ビタミンアルファ」という本にもなったらしい)。
初めて読んだとき、良い意味で衝撃的でした。ふんわり優しい語り口ながら、やるべきことをやり続けている凄みと根性、そして営業成績世界第2位という結果として結びついた静かなる自信のようなものを和田さんに感じたというか………。私の足りないことがたくさん書かれてました。
その後すっかり和田裕美ファンになり(わくわく伝染ツアーにもスタッフを連れて行ったりして)、ある時期まで出される本は全て読んでたんですが、読むスピードよりも和田さんの新刊本のスピードが速すぎて、ここ数年はすっかりご無沙汰。
・・・そして、年末、数年ぶりに手に取った和田さんの本が「神社が教えてくれた人生の一番大切なこと」。営業の本ではなく、神社の本。
本の帯にはこうありました。「神社が私を成長させてくれました」と。
読んでやはりビックリ。
和田さんの神社好きは、ブログなどで存じ上げていたんですが、これほどまでとは…!やはり第一線で活躍されている方は自分がすべきこと、すると決めたことに対する継続力は素晴らしいですね。並みではありません………。
例えば家に備えた神棚や神社でいただくお札。
私はそのまんま置きっぱなしにしていたりしていたんですが、和田裕美さん、日本全国を飛び回って講演活動をされている忙しさの中でも、自宅にいるときには毎朝必ず榊の水とお供えしているお水を替え、ロウソクを灯し、そして大祓祝詞を奏上。それが終わるとご先祖様に般若心経を唱え自分とご主人の先祖様に手をあわせている・・・。
あの長くて言いにくい(私には)大祓祝詞をすべて暗記されているというんですから本物です、凄いとしか言いようがありません。
神社では気軽にお札は購入できますが、お札をいただくと、実は日々のお守りが大変。覚悟がいりますよね。
先週のメルマガで、自宅が片づけられないので瞑想ができないというお便りをご紹介しましたが、それと同じで、自宅に神様を招いたのに、お世話はしない、その部屋が片づいてないっていうんだったら、お札をいただかないほうが良いんじゃないかと思うくらいです。
私の数少ない贅沢三昧は、神社に行ってお神楽を奉納することなんですが、一度、ある神社に行って「お札はいらないので、お神楽だけ奉納させていただきませんか?」と聞いたら「お札は必ずお渡しすることになっています」と言われ、お神楽奉納を諦めたことがあるくらい、私には神棚を祭ったりお札をいただく時は、うーんと悩みます(今は自宅にもお札をいただいていますが、ちょっと前までは全部会社の神棚にあげてました)。
それなのに、私の10倍お忙しい和田さん、毎朝、ちゃんと神様のお世話をされている。気が向いただけならできますが、毎朝というのは、なかなかできるものではないです、ホント。それだけで尊敬してしまう。
ケイシーのリーディングにこういうのがあります。
「あなたにとって、神はどれほど個人的な存在であろうか? あなたが望むだけ、神はあなたにとって個人的な存在になるのだ。(中略)
あなたに愛する子どもがいるとしよう。求める子どもと、求めない子どものどちらに、あなたは応じるのか? それはあなたが、一方の子どもにより大きな愛情をかけているというわけではない。これは相互的な反応である」1158-9
このリーディングを紹介したメルマガのバックナンバーはこちら
この本には、和田さんが考える「神様と仲良くなる方法」や和田さんが感じた神様との関係、神様から守られていると思ったエピソードなどが紹介されています。また和田さんが感じている神社に行く理由、神様を信じる理由なども。
ケイシーが言う神様と個人的な、そして良好な関係をどれだけ日頃から作っているのか・・・?そして神の前に立って祈ったり誓った言葉に、どれだけ責任を持って日々を生きているのか・・・?私はこの本を読みながら、あらためて自分の姿勢を大反省してしまいました。
また、この本には、神社にお詣りに行く作法や和田さんお勧めの神社も紹介されています。しばらく「友人に勧める1冊」「処分しない1冊」になりそう・・・。神社の解説本、私もいろいろ読みましたが「神社が教えてくれた人生の一番大切なこと」は、お勧めの1冊。
そして最近また出された和田裕美さんの神社本。
第2弾は「神社のおかげさま」。帯には茂木健一郎さんの「99%の正しい日常にこそ、1%のミラクルは起きる!」とあります。
神社にお詣りにいったら人生うまくいく、神様にお願いしたらそれでOK!じゃないんですよね。神様に誓ったように正しく生きる日常が大切なんだとあらためて気づかされました。
また、この第2弾の本では、なぜ和田さんが辛い時でも、もうひと踏ん張りできたのか、最後まで自分の信念を貫くことができたのか、楽天的でいられたのか・・・?その理由が明かされています。
自分の人生は神様の手の中にはない。自分の手の中にある。神様を信じているのは、そのほうが強くなれるから。約束を守れる人になれるから。未来を信じることができるから。人が見てないところでも、がんばる自分を持てるから。辛いときも「きっとだいじょうぶ」と思って踏ん張れるから。なにより感謝の気持ちを忘れず、傲慢にならないですむから。
神様の前に出しても恥ずかしくない自分でいられる一瞬、一秒、一分、一時間、一日をどれくらい持てるか・・・。
本当そうなんだなぁ・・・。
そしてこの「神社のおかげさま」には、大祓祝詞の全文とその解説が最後に掲載されてます。
旧約聖書をはじめて読んだとき、そのあまりのおどろおどろしさにビックリした記憶がありますが、この大祓祝詞の「人の罪」の内容にも愕然としますよ。数多い人の罪状の中で、なんでこの罪状をわざわざあげて、しかもそれが祓いの言葉になっているのかと。
それにしても、この大祓祝詞を全文暗記して毎朝奏上している和田さん、やはり凄いわ。
