友、遠方より来る
2013年 01月 06日
この新年会、日程と集合メンバーが決まったのは昨年の8月。ところが体調不良や家庭の都合で直前になって数名が参加できないことに・・・。
サトケンさんに来てもらって料理を作ってもらうよう手配はしてあるし、お酒や飲み物もすでに購入してある。せっかく楽しみに集まってもらうのに、人数が少ないと盛り上がらないし、1人あたりの予算も高くなる。でも、他の友人たちに声をかけるにはあまりに直前すぎるし、遠方の人は電車の時間があるしなぁ・・・なんて思っていたところに、NYのフォンテイン知代さんから『年末帰国することになった、滞在日数は少ないけど会いたいですね』とメールが。
彼女は私と違って、初対面の人とでもスイっと会話に入れる人。しかもケイシーの本を3冊翻訳し、シュタイナーやオランダのジョゼフ・ルーロフの本を愛読する知的な人。「ちょうど5日の夜に新年会をするので来ませんか?」と返信をしたのは言うまでもない。
今回、知代さんとの再会は数年ぶり。
1993年だか94年だか、横浜に日本エドガー・ケイシーセンターを設立したばかりの頃「東京に引っ越してきたので何か翻訳があれば手伝いますよ」とセンターに連絡があって以来なので、つきあいの長さは約20年弱。でも、その2/3は、彼女はNYに住んでいるので、肉体的に会ったのは実はほんの数えるほど。
特にメールのやりとりもしてないのにご縁が続き、会えば、まるで毎日学校で会っている同級生のようにすぐに話が始まる・・・。センター時代、知代さんも多くのケイシー関係の人と知り合っているのに、今でもご縁が続いているのは私とあともう1人だけなので、やはり気や波長があったんでしょうね。
そしてなにより、彼女との再会に不思議が続いていたことに、夕べ気がつきました。
ちょっと長くなりますが・・・。
1)彼女がNYに引っ越すことが決まったのは、私が高円寺のマンションでテンプルビューティフルを始めた頃。まだインターネットやメールは普及しておらず、受注の多くはFAXや電話。1人で通販業務をしていたので、私がいないとテンプルは実質、休業に。
「もうすぐNYに出発するので、町田でやってるシュタイナーの勉強会に顔を出してくれると最後に会えるんだけど・・・」と知代さんから電話があっても、すぐには行ける状態ではありません。
町田に行くにはテンプルを朝から休みにしないといけないし、何よりその日の午後遅くに、宅配で野菜が届くから、おそらく行けない。万が一、野菜が午前中に届いたら行けるかも、と曖昧に返事をしていたものの、それまで1度も午前中に届いたことはなく、ハナから無理だと思ってました。
ところがその日にかぎって午前中に野菜の宅配が。さらにいつの間にか、部屋の中で大きな蜂がブンブン飛び回っている!
大きな蜂がブンブン飛び回っている部屋では、とても落ち着いて仕事などできない。蜂に追い出されるように町田に行き、東京を離れる直前の彼女に直接会うことができました。
このときのことは、別の話題でブログに書いてました。
2)知代さんがNYに引っ越したあと、私はバージニアビーチに行くときには、毎回NY経由に。飛行機代は変わらず、ケネディ空港と知代さんのお宅までのタクシー代が予算に加わるだけで2~3日NY滞在が楽しめ、なにより知代さんとのお喋りが楽しめるので、そのルートは気に入ったいたんですが、あるとき、なんだか往復1万円弱のタクシー代を節約したくなり、直接バージニア・ビーチに入ったことが。
バージニア・ビーチの友人宅のテレビで目撃したのは、2001年の9.11のあの事件。
もし、それまで通りNY経由にしていたら、私は直接飛行機がツインタワービルに突入する様子を目撃することになったでしょう、知代さんがそうだったように。そしてバージニアビーチには行けず、NYのあの混乱を帰国するまでの数日間味わうことになっていたでしょう。
私の表層意識では「タクシー代を節約したいからNYの知代さん宅には行かない」という選択をしたわけですが、もしかしたら深いレベルでは別の理由でこの時のNY滞在を避けたのかも。いまあらためて考えると、なぜその時、タクシー代をケチりたくなったのか、自分でも不思議です。
3)前回いつ知代さんに会ったのかと思ったら、2008年の6月でした。
この時は、知代さんが東京に里帰りするのと、私がアメリカに行くのとでちょうどすれ違いとなり会えないハズだったんですが、我が家のニコさんが家出をしてしまい、ニコさん探しでアメリカ出張をドタキャンしたおかげで再会。
その時の経緯はちょっとだけメルマガにも書いています。メルマガ245号
そして今回・・・。
年末の風邪が長引き、一時は新年会は中止したほうがいいかも、と思うこともありましたが、知代さんとひさびさに会えるのに、風邪ごときで中止してはなるまい・・・とホントに寝正月で過ごしてました。
おかげでようやく5日にカムバック!
美味しいサトケンさんのお料理と、時間を忘れてしまう友人たちとの刺激ある会話・・・。
私はあまりマメじゃなく、普段も友だちとショッピングに行ったり、休みの日にお茶したりというのはあまりしてないんですが、地球のどこかで今日も大好きな人たちが元気でいると思うだけで力が湧いてきます。
知代さんと今度会えるのは何年後?という感じです。1年にやりとりをするメールの数も少なく、里帰りするたびに会うこともしていないのに、どちらかの人生にとって大事な時期には会えているのかも。
若い頃は毎日会ったり、電話で話をしないと友情は続かないと思ってましたが、この年齢になると別の形で友情は育まれているんですね。
それにしても、夕べはみんなよく喋りました・・・!
サトケンさんの和の料理。味付けは塩だけ、お醤油だけといったシンプルなものなのに、どれも味わい深い。テーブルのアチコチから「美味しい~」のため息が出てました。
