天外伺朗さんの「問題解決のための瞑想法」
2012年 10月 10日
天外先生のメルマガを読んでいると、興味深い講座やセミナーの案内がよく書かれています。が、どれも「天外塾卒業生のみ参加可能」の記載が。
次なる講座に参加したいなぁと勢いで申し込んだ天外塾。しかし、冒頭の天外先生のお話から私はかなりびびっています。
まず、天外先生は、言語化できない無意識(古い脳)からのモヤモヤした思いを歓迎されるのです。つまり、質問は何を言っているのかよく分からないグシャグシャの質問を良しとされ、論理的で理路整然とした質問をすると怒られます。
数年前、神田昌典先生主催の天外先生の講座に参加したときも(サッカーの岡田監督もご一緒でした)、グシャグシャの何を言いたいのか、聞きたいのかさっぱり私には訳分からん参加者の質問を天外先生は、ニコニコ聞かれ、すいっと質問の真意を取られて回答されていたのを私は目をまんまるくして拝見しておりました。そして、たまに何を聞きたいのかよく私には理解できた質問には「そんな質問ではだめだ!」とグイグイと質問者に真意を突かれ・・・。
そういえば、そうだった〜、あのときはものすごくビビったんだ〜と思い出しながらお話を聞いていたんですが、左脳人間の私としては、ぐちゃぐちゃの質問をする、ということからすでに「え〜!」っという感じです。
自己紹介タイムも、ここに30人いるから、1人持ち時間はだいたい3分ね・・・などと思っていたら、自己紹介は時間無制限。喋りたいだけ喋っていい、ということで、約2時間の間に終わったのはたった3人・・・。親との問題、家庭の問題、会社の問題・・・。自己紹介を超えた自己紹介タイム。
天外先生曰く、会社や事業の創業者というものはそれぞれに内的な葛藤を抱えている。その葛藤が大きいからこそ経営者になっているのであり、会社の役員になるような人も、葛藤が大きいから役員になっているのだと。
そういえば、以前、心理療法の先生が、「社長はみなボーダーライン、境界線の人だよ」なんて言われてました。ということは、私もそうなんですよね〜。
その経営者が抱えている問題(特に両親との)を見つめ、解消していくのが天外塾らしいのです・・・・。経営塾だと思っていたら、どちらかというとサイコセラピー講座のよう・・・。
たまたま私の隣に座られていた男性は、この天外塾を4回連続で受講されているそうですが、受講生の変化を目の当たりにできるのが天外塾の素晴らしいところなのだと。
なんというところに参加してしまったんだと、すでに及び腰ではありますが、とりあえず天外先生の書かれた「問題解決のための瞑想法」を読んでます。
この本は、これまで天外塾に参加された受講生がどのような問題を抱え、それをどう解消していったかのエピソードが紹介されています。家族や社員との問題を解決する方法として、天外先生のお勧めは瞑想。状況によって勧められる瞑想法は違えど、だいたい1日30分を朝と晩・・・。
私はこの本を読みながら、自分のことは棚にあげて「慶太さんに勧めよう!」と思ってしまいましたが、世の中の創業者、経営者の皆さん、つまり内的葛藤をたくさん抱えている皆さん、この本、一度、読んだほうが良さそうですよ。