非常時、10分で究極の選択ってできる?
2012年 04月 25日
ケニア旅行に行く前より、遙かに元気になって帰国した74才の叔父を持ちながら、私のほうは、ここんところ、体調がイマイチ。金曜日も真夜中から突然の腹痛でそのまま2日間寝てました。短くもない人生の中で、お腹が痛すぎて、お腹の筋肉が筋肉痛になったのは初めて・・・。2日目は、本来のお腹の痛み+お腹の筋肉痛というWパンチ!
腹痛の原因には心当たりが十分あるので特に心配はしなかったんですが、「くの字」状態が一番楽だったので、身体はずっと「くの字」のまま横になったり仰向けになったり・・・。(あ、ひまし油湿布もやりました。3日目の朝には洗腸も)
病気のときには、野生動物のように何も食べないでじっと回復を待つのが好きなので、滋養強壮を兼ねて1杯の甘酒を飲んだ以外は、ほぼ48時間断食。そして48時間のうち、何時間寝たでしょう? 痛みの波が無いときはひたすら睡眠。 脳みそが溶けそうなくらい寝てました。
・・・そして日曜日の朝。
痛みなんて去ってしまえばケロリと元気。
一時はドタキャンかも?!と思っていた箱根ドライブ旅行の日。参加メンバーが素晴らしすぎるので(渡辺奈津先生は大阪から駆けつけてくださっていたし・・・)やはり参加したいと、断食明け&病み上がりのまま朝からお出かけ。楽しく不思議なスピ系休日を過ごして帰れば、その日は朝から冷たい雨の1日。寒さがやはり骨身に凍みて、月曜日はまたダウン。
という感じで、元気→不調→元気→不調→元気を繰り返しておりました。
・・・おっと、こんな紙面上で私の体調不調自慢をしても仕方がない。
そんな寝込んでいたさなか、くの字のままみたジョン・タイターを追ったドキュメンタリー番組。
「岡京」(※2036年の未来から来たジョン・タイターによると、2036年の日本は、いくつかに分断されており、首都は岡山。関東から東北にかけては政府の管理下に置かれて立ち入り禁止。これってまるで福島事故を案じしているような・・・・)が現実味を帯びて感じられる今の日本。この動画の19分45秒以降、ジョン・タイターから現代人へのアドバイスは必見です。特に10番目のアドバイスは、かなりリアリティを持って迫ってきました。
突然、政府の命令で「10分以内に荷物をまとめて自宅を離れなさい」と言われたら何を持っていくか・・・?手で持っていけるものなんてタカが知れている。結局、モノではない。最悪、何も持ち出せなくても、身一つでも、健康だったらそれでいいってことになりそうな・・・・。
でも、飼ってる犬はどうする?ネコはどうする? 離れるにしても一時的だと思えるなら、ありったけのエサを置いて出ることもできるでしょうが、永遠に自宅を離れることが前提になったとき、果たして、人はたった10分という短い時間内で飼っている動物たちを家に置いていく決心ができるのか?
昔「ソフィーの選択」という映画がありましたが、この動画を見てからというもの、ずっと考えています・・・。
今のところ、現実的ではないものの「もしもの時、ネコたちを置いていかなくても済むように、車を保有しておく」が大前提。そして、車に身の回りのものと防災グッズで用意しているものを積めるだけ詰め込んで、あとはありったけの現金(預金通帳も!)と携帯電話とiPad。
もし自家用車使用禁止で身一つで・・・と言われたら、あーん、きっとパニックで固まる。そしてどうでもいいものを持って出そう・・・。
非常事態のなか、たった10分の猶予で究極の選択を迫られたら・・・?

