ケニア旅行は大満足の旅でした
2012年 04月 18日
今回は先日74歳になった叔父と一緒だったんですが、その叔父が旅行前より遙かに元気になって足取りも軽く帰えってきたので、周囲の人が驚いているそうです。反対に、私は昨日はヘロヘロで、寝ても寝ても眠くて、終日猫たちと一緒に寝子でした・・・。
ベタな感想ですが、ケニアは素晴らしく良かったです。
今回のケニア旅行。
毎日、車で動物を見に行く、ということだけは分かっていて、その他の情報はほとんど分からないままのミステリーツアー。ケニアの人はどんな方々なのか、食べ物はどうなのか、宿はどうなのか、インターネットは繋がるのか、ネットを見ても旅行ガイドを見てもよく分からない。
最悪、1週間ほどネット接続ができない可能性がある、食べ物も肉料理が続くかもしれない、宿はエアコンもなく虫が多いかもしれない・・・ということを想定していきました。
ところがどっこい。
有料ではあったものの、1カ所をのぞきすべてのロッジでネット接続は可能(繋がらなかった1カ所も、スーツケースを途中で預け、1泊分のお泊まりセットだけを持って泊まる、という特別な宿でした)、料理もすべてのロッジがヴィッフェのうえ、菜食用のメニューやサラダ、果物が必ずあったので、食べ物で困ることが1度もない。かえって日本から持参したマクロビのレトルトを消費するチャンスがないまま、旅の後半で無理矢理食べた感じ。デザートも、場所によっては、アメリカのホテルより美味かったくらいです(甘いもの好きの女性参加者は、必ず食後にデザートを食べてました・・・)
虫については、どこかにダニがいたらしく、私はダニに思いっきりかまれてしまいましたが、それ以外は虫に悩まされることもなし(ダニにかまれた人は私以外に1、2名ほど)。
さらに、私は水に当たったのか1日ほど、下痢もしたので(しかも、その日は車で7時間の大移動の日だったので、他の参加者から下痢止めをもらってなんとか7時間の移動を耐えました・・・)、他の方々に心配をかけてしまいましたが、それ以外は特に問題もなく、食事、宿とも、最初から最後まで快適な旅を続けることができました。
野生動物を見るサファリも、何日も滞在していたら動物を見るのも飽きるよ、とも言われていましたが、いっこうに飽きず。動物が見られなくても、大きな空を見ているだけで大満足度。動物なんて動物園で見ればいいじゃないという人もいましたが、あの大平原の中、人間の存在や思惑なんて全く意に介すことなく、正々堂々と生きている動物たちを見ていると、人間なんてチッポケな生き物だなぁなんて思えてきます。
もともと地球は彼らの住み処で人間はあとからやってきた新参者。地球からどんどん野生動物が暮らせる土地が少なくなってきつつあるなか、それって、人間である私たちは、動物たちに借りを負っているってことなんじゃないでしょうかね。いつか、大自然から、きついしっぺ返しを受けそうです。
そして、ケニアの人の親切で穏やかなこと!
ケニアでの滞在を終え、カタールで乗り継ぎのために6時間過ごしていたとき、カタール空港の職員の男性がイライラと高圧的に旅行者の対応をしているのを見て「あ、ケニアではイライラしてる人と一人も会わなかったなぁ」と、あらためて感心したくらい、私たちがお会いしたケニアの方々は、何を聞いても穏やかに対応して下さいました。あの土地では、性格もおおように、のんびりしてくるのでしょうか?
※ただし、首都のナイロビは大都会で人口過密度や失業率が高いので、犯罪も多く、決して一人歩きをしないようにと固く注意されていました。
また、ケニアの方は意外にも小柄。栄養状態ゆえなのかもしれませんが、ドライバーさん、ガイドさん、ロッジの方々、皆さん、日本人とあまり変わらない体型で、巨体という人はほどんど見ませんでした。
カナダ人のマークも小柄ですし、イギリス人の友人もオーストラリア人の友人も考えたら小柄。アメリカに行くチャンスが多いせいか、外国の人はみな巨体だと思ってしまっていましたが、あの体型はアメリカが特別なのかもしれないですね(同じ種でも、アメリカに植えたら巨大な野菜に成長してしまうので、アメリカの土地は、何でも大きくしてしまうパワーがあるのかもしれません・・・)。
帰国便はカタールで6時間の乗り継ぎ待ちがあったので、帰りはナイロビから成田まで約24時間。アフリカの遠さを時間と疲労度で体感した旅でしたが、それでも、いつかまたケニアを旅してみたいです。
今度、どこに旅行しよう?と思われている方には、アフリカ、おすすめです。