アンソニー・ロビンス3日目終了!
2011年 12月 12日
毎日目一杯ですが、今日も目一杯でした。
アンソニーのワークは、夕方6時に終了、7時に終了という感じではなく、真夜中まで続ける覚悟でスタートするので、何か問題がある方のデモンストレーションが徹底して行われます。デモンストレーションだけではなく、アンソニーの話をきいて理解できたこと、確認できたことのシェアのときも、それを発表した人のコーチングが始まってしまうので、とにかく1人、1人の参加者の話に徹底的につきあうことになります。
今日もいくつかコーチングのデモがありましたが、今夜あった1つが「自殺願望のある女子大生」とのセッション。
その前に・・・
1800名の参加者は41カ国から集まっているので国籍は様々ですが、今日「ウツ病のクスリを飲んでいる、もしくは飲んでいる人を知っている人」で手をあげた人が参加者の約8割近く。「アルコールやドラッグ中毒だった人」で手をあげた人も数十人単位。今日の「自殺願望がある人」で手をあげた人もかなりいました。
もちろんアンソニーのワークショップそのものが「自分の人生に変容、変革を起こしたい人」を対象にしているので、人生に息詰まりを感じている方の参加率が多いというのは頷けますが、それにしてもアメリカは「隣の人はそうだった」率がかなり高い国だなぁとつくづく感じました。
で、「自殺願望のあった女子大生」とのセッションですが・・・
私が始まったあたりでトイレに立ったので、開始のあたりは見てないんですが、席に戻ったときなされていた場面は「誰かゲップの出し方を彼女に教えられる人はいないか?」というアンソニーの質問と複数の人が立ち上がっているところ。
「ゲップ・・・?」と思っていたら、
「ゲップが出ると自殺願望なんて無くなるよ」というアンソニーの言葉に、自殺願望の女子大生、自分も自殺願望があるというインド系青年、「ゲップの出し方が上手な女性」「ゲップの出し方を身体の構造から説明できる男性」がステージにあがって、女子大生にあれこれゲップの出し方の指導をはじめることに・・・。
そのあいだ、私たちは、女子大生以外の人が出すゲップ音と映像を観客席で聞き続け、女子大生がゲップを出すのをひたすら待ってました。
この間、約30分。
結局、炭酸飲料を持ってステージに上がった第4の女性のおかげで、ようやく女子大生の口からゲップが・・・。
盲腸の手術のあとでオナラが出るのを待っている家族のように、1800名が彼女のゲップを固唾を飲んで待っている姿はある意味、平和な時間でもありました。
ゲップが出たあとは、もちろん、大拍手と大歓声。音楽が鳴り響いて全員で踊り出し・・・。
私も見ず知らずの女性のゲップを祝って踊ったのは初めてであります・・・・。
この後も色々話は続いたんですが、アンソニー曰く、ゲップが出ることで身体の中に溜まっているエネルギーが外に出るので、ゲップが出る人は自殺未遂はしても、自殺に至るということは少ない。また、本当に死にたい人は確実に死ぬ方法をとるので、自殺願望があっても自殺が遂げられない人は、死ぬことが最終目的ではなく、本当に欲しいもの、本当に必要としているものは別にある(愛情だとか、構ってほしいとか)ということでした。
その女子大生、ゲップが出る前からすでに表情が別人のように変わり、また最初は印象が悪かったインド系の男性も「これまでボクの頭の中はゴミで一杯だったけど、頭の中のくだらないお喋りから出るゴミを放り出した」とかで彼自身もいい顔になってステージを降りてました。
明日はリレーションシップを学ぶ日のようです。
アンソニーは、女性性、男性性、セクシャリティをとても大切にしていて、どうやら明日は男性でいること、女性でいることを、じっくり学ぶようです・・・・。
すでに、初日、自分のエクスタシーを身体で表現する、という短いワークがありましたから、1日がかりだったら、どうなるんだろう?とシャイな私は今からドキドキです。