丹生都比売神社と高野山
2011年 09月 08日
今日はプロアクの堀場さんにご案内いただき、丹生都比売神社(にうつひめ神社)と高野山に。
深い深い、民家は一つもないような緑の中を走っていると、小さな集落が突然あらわれ、丹生都比売神社を囲むように広がってました。近所にはお店もないようなところに、こんなにキレイに掃き清められた立派な神社があるなんて、日本は宗教が無いと言われながらも、この信仰心は半端ではありません。
丹生都比売は天照大神の妹で、さらに弘法大師とも深いゆかりのある女神とのこと。高野山一帯がユネスコの世界遺産になった理由の1つが、神と仏が争うことなく、融合してこの地を守っていることが大きいからとか。
堀場さんにはここの女神さんは強いから、ミツダさんと合うんじゃない?って言われてしまいましたが、どんなお姿の女神さんなんでしょう? ちょっと気になります。
高野山では、映画「1/4の奇跡」の入江富美子監督と待ち合わせ。先日の大雨で高野山に行く電車の途中が寸断されており、一区間がバスによる振替輸送。監督たちの到着も30分ほど遅れてましたが、先日の台風被害のことを考えると、高野山に来ることができるだけで感謝です。
高野山は初めていきました。弘法大師が中国から帰国してきた僧侶だったせいか、どことなく中国的な雰囲気があります。あの大きさは並みではないですし。戦前まで日本人は男性でも150cmしかなかったと言われてますから、当時の身長を考えると、なんで、こんなに巨大な社殿を造る必要があったのだろう?と思ってしまうくらいの雄大さです。
屋根の上についている2つのバケツのようなものは、落雷で屋根に火がついたときに消化するためのもの。よく考えられています。
青空と高野山はよく似合う
堀場さんに教えてもらった不思議な桜の木。自分の枝の上に数種類もの木々を育てているのです。
入江監督第三作目「天からみれば」の主人公の1人、大石順教尼さんの切り落とされた腕が納められている腕塚と順教尼さんのお墓