幻のニコさん
2011年 06月 16日
大家さんが「外国暮らしが長いので外国仕様のキッチンになってる」というのは聞いてましたが、引っ越して分かりました。賃貸アパートの明け渡しも外国仕様。日本の不動産の世界だと、新しい入居者のためにプロの室内クリーニングはキッチリ入っているんですが、それはなし。
靴箱を開けると綿埃と落ち葉が舞い、上の棚をあけると手が届く範囲しか拭き掃除がされておらず、キッチンの扉もベタベタ。何かモノを片づけようとするとふき掃除からスタート。
さすがにキッチンのベタベタは手に余るので不動産会社に苦情を言ったら、大家さんが家族で掃除に来ると。「いや、素人掃除ではなくプロの掃除をお願いしたい」「そんなお金はない」の攻防がしばしあり、結局、今日、自己負担でハウスクリーニングをしてもらうことに。
そんなこんなで今朝や早くから家具を動かしたりモノを移動したり・・・。体力のない私はすでに午後にはグロッキー。まだまだ先は長いぞ。
この2週間、いろんな見積もり取ったり、大工さんが修理に来たり、家具が届いたりとふだんになく見知らぬ人が部屋に入ってくること多し。
そんなとき、福ちゃんは玄関に走っていき、ニコさんは脱兎のごとく棚に隠れる。福ちゃんが「にゃ~ん」と愛想よくいろんな人に挨拶してくれるのを尻目に、来客がある間はいっこうに姿を現さず、幻の猫に。
たくさんの段ボールと空っぽの棚は猫たちにとっては恰好の隠れ場所。この2週間、何度、姿が見えないニコさんを探し回ったことか。
キッチンの棚もニコさんの隠れ家