昨日の原発事故のニュースを聞いて・・・
2011年 04月 06日
夜のうちに海に流したってどういうこと・・・・?
海は誰のものでもありません。
東電のものでもないし、沿岸住民のものでもない。日本だけのものでもないし、近隣諸国だけのものでもない。
そして海には、多くのいのちが生まれ、育ち、生きています・・・。
放出を決断された方々。それしか選択肢はなかったのでしょうか? ギリギリの唯一できうる、たった1つの選択肢だったのでしょうか?
私が知っているのは「汚染水を放出した」ということだけで正確な情報は知らないのですが、その汚染された水というのは、原発を冷やすために大量に使用された水なのでしょうか?
だとしたら最初から、大量の汚染水が生まれてしまう、ということは想定されていなかったのでしょうか。
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あとから、この水は冷却水ではなく、地下水だと聞きました。地下水ってことは、今回の事故以前からずっと汚染が発生していたってことなのでしょうか? だったらさらに状況は悪い。今後のニュースに注目します。
十数年前、有明海の諫早湾開拓のためにギロチンのような堤防ができ、ムツゴロウの生息地でも有名だったあの美しく豊かな干潟も消えました。
諫早湾の開拓が本当に必要だったかについて、私には語る知識も見識もありませんが、でもあの堤防が閉められ干潟が消えたとき、東京に住んでいた私の中の何かが傷つき、壊れた感じがはっきりありました。
佐賀出身でもなく、一度も有明湾に行ったこともないのに、あの干潟開拓の後は、心のどこかがいつも痛く、精神的に辛い感じがありました。
子どもの頃、テレビでみたムツゴロウのあのユーモラスな姿が好きだったからなのかもしれませんし、干潟で生きていたいのちに同調していたのかもしれません。そしてその後何年も何年も、傷ついた私の中の一部が癒えない感じがずっと残りました。
たとえ、東京で暮らしていた私が諫早湾に行って「私の心が傷つきました」と言ったとしても「あなたは部外者、関係ないでしょ」って言われてしまったでしょう。
そこに住んでいる人、存在する会社だけが、その土地や海をどう扱うかを決められる・・・。
でも、遙か遠くの一度も行ったことのない土地や海でも、人は心で繋がれるし、実際、繋がっています。
諫早湾が開拓されて、干潟が乾き、ムツゴロウがたくさん死んだから私が傷ついた、なんて、書いてみればおかしな話しですが、でも、実際、そうなんですから・・・。
そして今回の海の汚染・・・。
地球は宇宙から見れば、小さな青いボール。
そのボールの表面をグルリと循環している海や生き物たちをどこまで私たちは痛め傷つければ気がすむのか・・・。
昨日のニュースを聞いて以来、ずっと苦しくて哀しい。
原発事故の処理を指揮をされている方、実際に現場で命がけで懸命に働かれている方々。ありがとうございます。
そして、どうかどうかと祈ります。
最後の最後まで、最善はないかと探してください。世界中の叡智を集め、自分のエゴや立場を超えて、その叡智の中から最善策をお願いします。
福島の海は、もう福島だけの海ではありません。
私たちは全て繋がっているんですから・・・。
ついしん:
動画が貼り付けられなかったのですが、上杉隆さんの鳩山元首相の勉強会の動画です。こちらにアクセスしてぜひ見てください。

http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8&feature=related
最終的な判断は個々人でということになるのでしょうが、この説が真実であって欲しいと思わずにはいられません。

原発がある地域とない地域の人々の健康状態を比較したデータをみる限り、原発が健康にいい、とはとても言えないですが、この東大の方は、原発事故が起こったあとの空気は身体にいいと言われているのでしょうか。
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/
怖いのは、これから起こる食物連鎖。放射性物質が動植物の生態系の中で濃縮してくることだと思うのですが、テレビや雑誌ではどう言われているのでしょう?

あと、自然界?での放射線量の高い地域とそうでない地域を比較した場合、高い地域の方が健康だったそうです。
私も疑問点が全くないわけではなかったのですが、日本の第一次産業を救うためには、この説が真実である事以外にはないような気がするので、確かに今後を注目です。


やはり原発は不自然で存在自体が危険だと感じます。
事故がなくとも海を汚し続けているんです。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/page7.html
今回をきっかけにみんなの意識が大きく変化しますように。
怖れでなく、愛を選択できますように。
