いま、おすすめの映画3本
2011年 01月 24日
土曜日、会社帰りに見た映画は「ソーシャルネットワーク」
世界最大のSNSサイトFacebookを立ち上げたマーク・ザッカーバーグが主人公。私にとってショックだったのは、物語はついこの間、2003年あたりからスタートすること。日本の若い男子が植物と化し、海外旅行にもクールな車に乗って女の子とデートすることにも、ビッグになることにも興味をなくしつつあるなか、一方、アメリカでは、いち大学生が世界規模のシステムを作り上げてしまった。
世界規模のシステムを作り上げたのも大学生なら、彼に巨額の損害賠償を求めた人たちも大学生。
このスケールの大きさは、いったいなんだ?って感じです。
この映画には、マークがFacebookを開発していく様子と同時に、彼が巻き込まれることになった裁判を通じて浮き彫りになる廻りの人たちの思惑や裏切り、欲望などが、一気呵成に叩き込まれるように描かれています。
最近、植物となって、その場でフワフワ風に揺られているだけの日本の男子たちに、ぜひ見ていただきたい・・・。
2本目は、ウディ・アレン40作目の映画「人生万歳」。
私はウディアレンの映画は、「好き」と「嫌い」の2つに分かれるんですが、これは「好き」。
ラストで、登場人物すべての人間関係が丸く収まって幸せなのもいい。
3本目は、「100歳の少年と12通の手紙」。
広島で、ラジオを中心に最新映画情報をお伝えすることを生業としている友人、三浦ひろみちゃんのおすすめ映画。
「白血病で死にゆく少年と、口の悪いピザ屋の女主人の映画」と書くと、なんとなく、お涙頂戴のあざとい映画、みたいな想像をしてしまいますが、その陳腐な想像を遙かに超えた美しいストーリー。
少年が「神様を感じた」と書く手紙のシーンは本当に美しい。
それに、なんといっても主人公のオスカーが素晴らしい!とても少年の演技とは思えない。これ、ホントに演技なの?と何度も思ってしまいました。「マイライフ・アズアドッグ」が好きだった人は絶対に好きだと思う。この映画。
ウディ・アレンと「100歳の・・・」は、横浜のジャック・アンド・ベディで2本立てにして、昨日見てきました。
ジャック・アンド・ベディは、テンプルのお店から電車で1本で行けることが判明! これからお世話になりそうです・・・。