今日は皇居にお出かけしてました
2010年 09月 30日
もっと大きな展示会かと思ったら、意外にも小さな展示室。ゆっくり見ても30分もあればひとまわりできてしまう。
徳江さんはしきりに「坂本龍馬はいい字を書く。薩長同盟の裏書きの実物が見られるなんて・・・」と感動してました。私は坂本龍馬の直筆はもとより展示されていた古文書はほとんど読めず。日本人としてそれでいいんかい、と自分に突っ込みを入れたくなりました。
私は博物館に行っても、古い白黒映画を見ても、いっつも思うんですが、これらの作品に関わった人は一人残らず全員死んでいる。作品の中には、鮮やかにその「生」を感じることができるのに、すでに全員、しかもとっくの昔、何百年も、一千年も前に人生を終えているってことに、毎回、驚いてしまうのです。
しごく当たり前のことなんですが、いつも、初めてそう気づいたかのごとく「あ~、この人も亡くなってるんだ」としみじみ思ってしまいます。
夜空を見上げると、何万光年の彼方からの星の輝きが今日、見られ、その人が作り出した作品は目の前にあるというのに、本人はとっくにこの世にいない・・・。
それと、古い作品の場合、美術館や博物館に掲げられている作品の横に、作者の名前とともに没年があるのも、あらためてしげしげと見入ったりしています。どんな偉業を残した歴史上の人物でも芸術家でも、やっぱり人である限り死んじゃうのねと。
世界に誰か一人くらい、没年を毎年確認したくなるような人、1000年も2000年も生きている人はいないでしょうかね。