夏の終わりは・・・
2010年 08月 31日
この夏休み期間、このあたりは、小さな子どもを連れた若いお父さん、お母さんで大にぎわいでした。
でも、それも今日で終わりかな。今日は8月31日。夏休み最後の1日ですからね。
きっと今頃、夏休みの宿題を泣きべそかきながら仕上げている子どもたちが多いんじゃないかしら。かつての私がそうだったように・・・・。
夏の終わりになると、毎年、パブロフの犬のように思い出してしまうのが高田敏子さんのこの詩。夏休み明けの教室のざわめきとかプールのニオイも一緒になって、ただよってくる・・・。
「忘れもの」
高田敏子
入道雲にのって
夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
素晴らしい夕立をふりまいて
けさ 空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている
だがキミ! 夏休みよ
もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ
迷い子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音
そして、晩夏のBGM。私の場合は、この歌なんだな~。
晩夏~ひとりの季節~(荒井由美)