2010年4月14日 メジュゴリエーアッシジツアー7日目
2010年 04月 15日
海が荒れて一晩中揺れたらどうしよう?と心配していましたが、1度も大きな揺れを感じることなくイタリアに上陸。部屋は狭かったものの、シャワーの水量も十分で、なかなか快適な海の旅でした。
アンコーナでは、ようやく日本人ガイド、内山さんがお出迎え。
しかも偶然にも、内山さんのお舅さんがシュタイナー系の雑誌を作っていて、ケイシーのことも連載したことがあるとのこと。兄のことも私のこともすでにご存知の方でした(内山さんの夢に、なぜか、夕べ、私が登場していたらしい・・・。まだお会いする前だったのに・・・)。バスの道中、兄の聖書講座が始まっているので(旧約聖書の創世記と出エジプトあたり)、内山さんも熱心に聞いて下さっていました。
アッシジに行く前に寄ったのは「聖母マリアの家」があるという大聖堂。
この大聖堂には、マリアが住んでいた(と言われる)ナザレの家の三方の壁が移築してあり、歴代の法王や世界各国の宗教者が訪れる聖地になっているそう。
聖母マリアが住んでいた、ということはエッセネ派の人たちが共同で暮らしていたところ、ということでしょうか?壁に残る落書きがイエスの時代に合っているそうなのですが、誰かが悪戯心で残した落書きも、時代が1000年も2000年も経ってみると、時代を語る重要証拠になるんですね。
イスラエルの聖墳墓教会は、ギトギトの装飾と雰囲気に、日本人の私にはなんともオドロおどろしく、重い空気に圧迫感を感じてしまいましたが、ここは天井も高く、美しい壁画にかこまれている広々とした教会のせいか、清清しささえ感じます。観光地にはなっていますが、教会としてもまだしっかり機能しており、懺悔室には長い行列ができていました。日本に35年住んでいたという神父さんがいらっしゃり、日本語でも懺悔を受けることができるようでした。
アッシジには夕方到着。
宿泊先は、聖フランシスコ大聖堂のすぐ横にあるアッシジ唯一の四つ星ホテル。
とはいえ、設備も古く、これで四つ星だったらほかのホテルはどうなるんだろう?と不思議に思ってしまいます。
さっき、ツアーのコーディネイトをして下さった小林さんに「ようやくナオコちゃんをアッシジに連れてくることができたよ」って言われてしまいました。
実に今回のツアーは、4年も5年もずっと「小林ツアーでアッシジにつれていって~」と言い続けて、ようやく叶ったものなので、私には「はるばる来たぜ、アッシジ~」と感慨深い所であります。
ところが、ツアーが決まってみれば、肝心の私は、なぜそれほどまでしつこく小林さんにアッシジに連れてきて!と言い続けていたのか、もともとの理由がさっぱり全く思い出せず・・・。小林さんの顔をみると「アッシジ!」っていい続けることが習慣になっていたというか・・・。
小林さんも、5年間ずっとノラリクラリと逃げていた私の願いを、昨年5月になって、突然にかなえてくれる気になった、その理由がよくわからないって言っていましたから、小林さんも私も、よくわからないままに、この時期、40名もの人を引き連れて、アッシジを訪れる「理由」があったのかもしれないですね~。
小林さんを含め41名の旅の仲間たちの人生に、今回の旅行の果実がどのように実り、収穫されるのか、しばらく経ってみないと形になってこないので、今はその理由が分からないのですが、実に楽しみであります・・・・!
明日はいよいよアッシジを廻ります。



