「月の森に、カミよ眠れ」の原画・・・・
2010年 03月 31日
篠崎さんの絵は、インターネットに紹介されていますので、すでに見ていたんですが、やはり原画を間近でみると、細かな書き込みや色合いの繊細さに触れることができ、感動でした~。
篠崎さんは画家として絵を描き始めたのが43才のとき。しかも独学だそうで、ご自身が確立された独特のタッチが稀少かもしれません。
気に入った絵があったら買って帰ろう!と、いくらか現金を用意していたんですが、いろいろ見せていただく絵のなかに、なにやら見覚えのある絵が・・・。
ネットで見ていたからかしら?と思っていたら、それがなんと、私の大好きな上橋菜穂子さんの「月の森に、カミよ眠れ」の本の表紙になった絵だったのでした・・・・。
その絵が描こうとしていたのは「縄文時代」
岡本太郎好きの私は、彼が撮影した縄文土器の写真に魅了された一人。ムーやアトランティス、エジプト文明が栄えたときがちょうど日本の縄文時代。
弥生になって、まるでお役所仕事のように画一的で型にはまってしまった土器に比べ、縄文時代の、自由奔放で情熱的な土器の美しさときたら・・・!まさにアートです。
大好きな上橋菜穂子さん--縄文時代とくれば、この絵を、テンプルにお迎えしないわけにはいきません。裏表紙のヘビ神さまの絵もまだ篠崎さんのご自宅にあったので、その絵と対で合計2枚、近々、お店に送っていただくことにしました(といっても来週から旅行なので、旅行から戻ったあとで届きます)。
この絵を描くにあたって、時代検証をかなりされたそうで、女性の髪型もかんざし差し方も縄文時代に実際の様子を忠実に再現しようとされたとか・・・。
うふふ。到着が、かなり楽しみ。テンプルのお店にも縄文の神様のパワーがいただけるかしら?

篠崎さんのアートがすぐに楽しめるのは、「父は空、母は大地」の絵本。私は最初英語対訳のほうを買ってしまったのですが、そっちには篠崎さんの挿絵が入っていないので、美しい絵を堪能できるのは、こちらの絵本。
1855年、インディアンのシアトル酋長が当時のアメリカ大統領に向けて行ったスピーチが絵本となっています。
