ザ・ダイバー
2009年 09月 05日
今年見た舞台の中では、ダントツ1番かもしれない。
スタッフに、舞台らしい舞台、演劇らしい演劇を見たと感想を送ったんだけど、これぞ舞台の醍醐味!という作品。プロ中のプロ、たった4名の俳優が繰り広げる濃厚な人間模様に、休憩なしの90分という短い舞台のハズなのに、2時間も3時間たったような感覚に。
もともとイギリスで上演されるために作られた舞台だそうだけど、源氏物語の登場人物や物語が、現代の不倫劇に取り込まれ、現代と源氏の世界が錯綜する。いったいこの舞台をどうやってイギリス人が演じたのか、どんな台詞だったのか、そっちにも興味がいく。
野田さんが、この日本版の舞台は、大竹しのぶさんがOKしなければ、そもそも生まれなかったとインタビューで答えていらっしゃいましたが、舞台に立つと、大竹しのぶさんとは別人格になります。普段、テレビでフニャ~っとした大竹さんしか知らなかった私は、初めて大竹さんの舞台を見たとき、しばし大竹さんが演じていることに気がつかなかったほど。ふだんフニャ~ってしているから、舞台では、凄みある怪優となれるんでしょうか。
うーん。再演してほしい。またみたい!
WOWOWで、10月23日、そのイギリス版と今回の日本版が一挙に放映されるらしい・・・。
みたい! でもWOWOWは見られない。 その前にテレビがない!
どなたか、録画できる方がいらしたら、是非ぜひ、録画してくださいませ。