ガストン・ネサンツアー最終日
2009年 06月 06日
3日間なんて、あっという間です。
今回の参加者に、鍼灸師のお母さんと一緒に来ていた小学生3年生の男の子あり。
2日間は、ずっと私たちと一緒に、お母さんの隣で静かに講義を受けていました(半分寝てしまってましたが。。。) でも今日は、ネサンさんのところで働いているスタッフの娘さん(サラちゃん、9歳)が遊びに来ていて、朝からずっと二人で庭を駆け回り・・・。言葉は通じずとも、子供はすぐに仲良くなって、羨ましいです。
今日は朝、稲田さんとネサンさんたちのミーティングがあったために、講義は1時間遅れでスタート。714Xの注射の仕方の実技がメインの内容でした(もちろん、私は見てるだけ~)。

714Xが、普通の皮下注射と違うのは、右そけい部のリンパに打つこと。
通常は血液中に注射液の溶液を送るのに対し、リンパに打つことで、ドクターの中には無意味であるという方が圧倒的らしいんですが、ネサン博士はリンパの大循環に714Xを乗せることで、この注射は効果を発揮するとおっしゃっています。特殊な部位に打つため、注射の打ち方についてあらかじめ習っておく必要があります。
今日の注射モデルは、熊本から来たセバスチャン先生と大輔くん。
まずそけい部を氷で冷やし、あらかじめ決められた場所に注射を打ち、少しずつ少しずつ溶液を入れていきます。714Xの注射は痛かった、と書いていた体験者の声を読んだことがありますが、大輔くんもセバスチャンも全然痛くないって言っていました。もちろん、打ったのがこの道40年のネサン博士に直接打っていただくわけですから、もう大安心です。これ以上の贅沢があるか!って感じです。
稲田さんは、去年打たれたときに、元気が注入された感じがあったらしいですが、元が元気な2人だったので「なーんも感じない」と言っておりました。
その後、ネサン博士が714Xを製造していらっしゃるラボを見せて下さったり、修了書を授与して下さったりして、無事2日半の予定を終了したのでした・・・・。
大輔くんとも言っていたのですが、本の中に書かれている遠い国の人だと思っていた方の許に、こうやって訪れることができ、しかも、直接話ができるなんて、夢にだに予想もしていなかったこと。
昨日と同じを書きますが、やっぱりなんだか夢みたいです。
この前「1/4の奇跡」の映画の監督、入江富美子さんと話していたんですが、心に描いたことだけが実現するとか、まず目標を立てよって言われるけど、目標をたてることもなく心に描きもしなかった、それ以上のことが、時には起こります。入江監督も、映画監督やりたーい!って思っていたわけでも、そういう目標を立てていたわけでもないですしね。
ただ、その「想像以上の夢みたいなこと」が起こるためには、何か向こうから「運」や「出逢い」と呼べるものがやってとき、すぐにそれを受けられる心構えが出来ていることが必要かなと思ったります。
それを受けられる実力があるかどうかの問題ではなく、それに対し「YES」と言えるかどうか・・・。
私がガストン・ネサン博士のことが書かれている本を読んだのは、もう10年以上前。そのときには、ネサン博士に会いに行こうとか、714Xを使いたいとか、全く思うことなく、遠いフランスやカナダであった裁判記録のような感じでとらえてました。もし、あのとき私の意識がもっと違っていて、山田バウさんのように「そんなにガンに効果があるなら、どうして世界の人は使わないのだろう?だったら、それを確かめにカナダに行こう!」なんて思っていたら、あるいは私がそういう発想をする人間だったら、もっと人生は変わっていたでしょうが、当時の私は(今もですが・・・)そういう発想や行動力は全く持ち合わせておらず、その頃の私はといえば、テンプルを立ち上げた直後でお金もなく、ケイシーセンターの仕事の掛け持ちで、ヒーヒーフーフーやっていた時期だったので、そのまま本を閉じ、そのままネサン博士のことはすっかり忘れてしまっておりました。
それがここに来て、何故か突然、ネサン博士の名前が急浮上。
私の廻りだけではなく、日本にソマチット学会ができたり、稲田さんがガストン・ネサン博士のもとに会いに行かれたりと、なんだかホリスティック医学の分野でも社会的にネサン博士の業績や名前が世の中に出始めてています。それは日本はもとより、世界のガン治療が行き詰まっており、西洋医学的なガンの対処法をなんだか「変だぞ」と思う人が増えていることの象徴かもしれません。
714Xが唯一絶対の方法ではなく、これをやったとしても助からない方は残念ながらいらっしゃいますが(といっても、人間はもともといつかは死ぬように出来ていますし)、抗ガン治療の選択肢の1つとして、いつでも試せる体制が日本にあればいいなと思います。
今日、ネサン夫人にお聞きしたのですが、ネサンご夫妻は、去年まで20年間、誰にも表だってレクチャーをされていません。去年ひさしぶりに日本人のグループにだけにレクチャーを行い、それ以降も行ったのが、今回ということですから、この20年間でネサン夫妻のレクチャーを受けられたのは、少数の日本人だけ、ということになります。
夫人曰く、お二人とも、何故か日本人に対し、非常に親近感をもってくださっているようです。その貴重な機会に参加メンバーの1人に加えていただき、本当に光栄でした。

今回のこの3日間を無駄にすることなく、今後、日本でも多くの方に714Xを使っていただける体制づくりのお手伝いができたらなと思っています。
短い3日間ではありましたが、ネサン博士の謙虚で温かい人柄に触れ、学びの多い3日間でした。
明日私は、午前3時半にホテルを出発。5時半発の飛行機で日本に向かいます。