モントリオール到着。豚インフルエンザ騒動は何処へ・・・
2009年 06月 03日
西海岸から東海岸への移動ゆえ、ほぼ大陸横断で所用時間は約5時間。さらに時差が3時間あるので、朝出発して、夕方に着いた感じです。
到着後、モントリオール空港のカフェで2時間ほど時間をつぶしながら、日本からトロント経由で到着する稲田芳弘さんご一行を待っていました。
最初、ご一行を待つ、待ち時間は1時間のハズだったんですが、例の豚インフルエンザ騒動で、もしかしたらトロント空港の検査に時間がかかる可能性があるかも・・・という懸念から乗り継ぎの国内線の時間をずらし、待ち時間は2時間に。。。。
まあ2時間くらいだったら別に待っていても平気ですが、きっとカナダの空港の状況を知っていたら、そんな判断はしなかっただろうなぁと思うくらい、こちらは何もありませんでした・・・・。
日本でも、そろそろ豚インフルエンザ騒動はもう終息している頃かと思いますが、こちらでは空港でさえ、インフルエンザ騒動の余韻や欠片すら無いんですから・・・。
成田空港も、私が出発する前日に成田空港の職員にインフルエンザ患者が出たとの報道がりましたが、それでもマスクをかけていたのは空港職員くらい。乗客のほとんどマスク無しでした。バンクーバー空港に至っては、マスク姿だったのは、日本人男性が1人だけ。それも、ここは工事現場か??というくらい頑丈そうなマスク姿だったので、背広姿にそのマスク姿はかなり異様な感じを受けました。 モントリオールも同じく何もなし。
あのインフルエンザ騒動はいったいなんだったんでしょうね~?
私の廻りの人たちは比較的冷静で、最初から今回のインフルエンザは弱毒性で普通の風邪とほとんど変わらないから大丈夫だよって言ってましたが、ニュース報道の過熱ぶりと、起こっている事実のギャップにはかなり違和感があります。
私はテレビも新聞も雑誌も読んでないので、一般の人より、接している情報量はかなり少ないですが、それでも、インフルエンザニュースに振り回されている感は十分していました。
誰かが、以前作ったタミフルにそろそろ消費期限が来たから起こった騒動なんだよって言っていましたが、日本のマスコミが流すあまりに多くの情報量と情報時間に比較して、海外メディアの情報量の少なさのギャップには、なんだか頭抱えてしまいます。 その中間っていうのは、無いんでしょうかね。
東京では患者数が少なかったせいか、電車の中でも、春の花粉症シーズンよりはマスク姿が少なかったように思いましたが、関西では、温泉地にキャンセルが相次いだとか、マスクが全部売り切れだったとか、電車の乗客のほとんどがマスク姿だったとか、なんであれほどの騒ぎになったのでしょう?
そういった報道にも触れてないので、よく分からないのですが、日本から離れて日本の姿を見てみると、ますます不思議な感じがします。
さて、今回のガストン・ネサンツアーの参加者は、合計10名+通訳さん。
「ガン呪縛を解く」の著者でもある稲田芳弘さん、昨年から引き続き参加の医師、萩原優先生、大学時代、千島学説を研究課題にされていたセントマーガレット病院の酒向先生、医師でありホメオパシードクターでもある渡辺順二先生、他にドクターが2名。残り半分がイトコの大輔くんほか鍼灸師が2名。それから一般人の私と、お母さんと一緒に参加の小学生が1名。
ホテルに着いたら、さっそくテーブルの上にはお花と、ウエルカムレターがガストン・ネサンご夫妻から届いていました。フランス語なのでなんて書いてあるのかさっぱり分かりませんが、明日から2日間半のネサン先生の講義が楽しみになるような心遣いです。

ネサン氏については、あらためて書きたいと思いますが、ネサン氏が開発された免疫活性剤714Xを巡る医療裁判の様子を書いた本「完全なる治癒―ガストン・ネサンのソマチッド新生物学」を読んでいる間中、私はずっと「逆説の10ヶ条」を思い出していました。
誰かに裏切られても、あからさまに罵倒されても、それでもなお人を受け入れ、それでもなお、次に会う人を信じようとするネサン氏の姿は、この10ヶ条の言葉を、まさにそのまま生きていらっしゃるように思います。
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あまりにも多くの末期ガンの方が、ネサン氏のワクチンで回復されたので、ネサン氏は医療界、薬学界を敵に回してしまい、何度も訴えられたり警察の捜査を受けたりされたのです。「完全なる治癒」はその裁判の模様が詳しく書かれています。
エドガー・ケイシーもたしか、無資格で医療行為を行ったということで2度、刑務所に入っています。
残念ながら、今も昔も医学・薬学界は、動くお金と利権が大きいだけに、別の方法でーー大学の医学部では教えてくれないような、医師たちの理解を超えた方法で病気を治してしまう存在に対し、強い拒絶と排斥が起こってしまうようです・・・。
とここまで書いたところで、私の瞼はギブアップ。
ホテルに到着したのが夜遅く、もう真夜中になってしまったので、そろそろ寝ます・・・。
ではまた明日・・・。