長い日曜日ーバンクーバーにて
2009年 06月 01日
こぢんまりとした地方都市だったバンクーバーが、20年間で大都市に変身していました。
高層ビルが建ち並び、人も車もあふれかえっていて、全然違った街に来たよう。古くからある教会だけが唯一、私の記憶に残っていたバンクーバー。でもダウンタウンを少し離れると、緑多い住宅地が続き、住みやすい街だと思います。
飛行機は、お昼頃に、こちらに到着したものの、すぐにホテルにチェックインできず。
昼寝でもして疲れを取ろうと思っていたのに、反対に、3時間半という時間を潰すため、一睡もしていない朦朧とした頭で、バンクーバーいちの商業エリア、ロブソンストリートを歩き廻るハメに。。。。
目指すは、アメリカに来ると必ず1回、どこかで寄ってしまうドラッグストア。
カナダとアメリカはそれほど品揃えは違わないだろうと思ってましたが、どうやら仕入れに微妙に差があるようで、アメリカではついぞ見たことがない商品が立ち並んでおりもし、機内持ち込みの小さなスーツケースで来ていなかったら、棚の端から端まで、「一個ずつ全部!」買って帰りたくなってしまうくらいでした。
ひさびさ、ドラッグストアショッピングに燃えてしまいました。
モントリオールで、途中から合流するイトコの大輔さんのスーツケースの空き具合を確認したあとで、もう1回ドラッグストアに行きたい気分・・・。(そのそもそんなショッピングの時間があるのかさえ、怪しいですが・・・・)
ショッピングで時間を潰したあとは、21年前にお世話になったご家族との再会。
どうお世話になっていたかというと・・・・。
21年前。私は友人の紹介で、バンクーバーのご家族のお宅にベビーシッターとして住み込みをしていた事があります。期間は5ヶ月ちょっとくらい。
共稼ぎの忙しい両親に変わって、ちょっと遠くにある私立の幼稚園までスペンサーという男の子の送り迎えをしていました。
・・・・ところがこの幼稚園。ユニークな教育をするので評判だったようですが、朝だけの授業ですぐに終わってしまうのです。商業エリアでもなく、車も持っていなかったので、スペンサーが幼稚園に行っている間の2時間ちょっとの時間をつぶすのに、毎日苦心惨憺。公園に行くか、バスに乗ってショッピングセンターに行くか、同じ幼稚園に子供を入れているお母さんのお宅に遊びに行かせてもらうか・・・。
授業が終わったら用意してもらっていたランチを食べて、今度はバスでまた近所に戻り、目の前の公立の保育園に送り迎え・・・。
夕方になったら、小学校2年生の長女、スリーナが学校から帰ってくるので、両親が帰ってくるまで一緒に過ごす。
なんだか、そんな5ヶ月間を過ごしていました。
ここのホスト・ピアレンツの奥さん中国系移民。当時は障害児学校の先生をしていました。いまは障害児学級も併設されている小学校の校長先生です。
当時5歳くらいだったスペンサーは、頭脳明晰すぎて、何をやってもすぐに理解して先が見えてしまうので、かえって自分の本当に勉強したいことが見つからず、今は、いくつも大学を渡り歩いているようです。
私がお世話になっている頃にはまだ生まれていなかった、次男のシドニーくんも、やはり頭が良すぎて、学校の勉強がつまらなく思えるらしく、いまはフランス語の勉強をしに、フランスに滞在中のことでした。
今日会ったのは、ホストマザーだったグレースさんと、長女のスリーナ。
スリーナは私が知っている頃と、全然顔も性格も変わらず、会ったらすぐに当時にタイムスリップしたかのよう。すでに結婚をして、ご両親の近所に住んでいると言っていました。
・・・・と、ここまで書いたら眠さの極限。自然に目がつむってしまので、文章途中ですが、これにてお休みなさい・・・・・