For the apple was the fall, not almond...
2009年 04月 10日
今日は途中、一人で体操をしましたが、メチャ身体に悪い生活ですね~。
さて、今日は生アーモンドについてのリーディングを訳してました。・・・・ホントは3月中にしようと思っていたのに、3月はなんだかんだと体調不調が続き、2週間くらい、ほぼ戦力外の脳みそになってしまったので、ようやく再開です。
といっても、簡単な英語しか訳せないので、短いリーディングばかりを選んでたんですが、なかに私にはさっぱり意味不明の箇所が・・・。
これは腫瘍を持っていた20歳の女性のために取られたリーディングなんですが、
毎日生アーモンドを食べていたら、リンゴを食べるより医者いらず、特にあるタイプの医師とはご縁がなくなるよ、という言葉のあとに、こうありました。
For the apple was the fall, not almond--for the almond blossomed when everything else died. Remember this is life! (3180-3)
この for the apple was the fall, not almond の意味、分かりますか???
実に私の脳みそと英語力では、この部分はさっぱり分からなくて、the fallってあるから、落下ってことよね~。リンゴは木から落下する果物だけど、アーモンドは木から落下しないってことかしら? でも、それだったら文章が変だな~って思って、メールで兄に聞いてみました。
兄からの返事
このリンゴが創世記の知恵の実であることと、the fallが堕落(失楽園)の意味であることがわからないとわけがわからなくなります。
正しくは、
なぜなら、リンゴは堕落をもたらすものであったが、アーモンドはしからず。
そうなんだ~。落ちる、堕落、という意味からイブがエデンの園から追放されたことをイメージしないと、こりゃ分からないですね~。
ついでにケイシーは、アーモンドは全ての植物が枯れているときに、花を咲かせると。・・・調べてみると、アーモンドは、春まだ浅い、寒い時期に花をつけるそう。アーモンドの花は命の営み、生命の復活や息吹を暗示させるような木なんですね~。
生のアーモンドは、エドガー・ケイシー療法実践者にとっては必須アイテム。
ケイシーは、皮膚病や皮膚ガンの予防に生アーモンドを食べることを勧めていますが、もちろん、肌荒れにもいいよって言っています。
ケイシーが勧めたのは1日1~2粒。でもケイシーの生きていた頃のアーモンドがビター種が中心だったのにくらべ、今はスイート種がメインなので、1日2~5粒が適量って感じです。
数粒の生アーモンドを食卓に加えるだけで、普通の食事がケイシー流の食事に変身!です。


この英文は、the apple was the fall とwas(過去形)が使われているのがキーポイントで、the apple がthe fall だった。
つまり、全文のイメージとしては、
堕落させたのは、りんごであり、アーモンドではない。すべてが死に絶えたとき、アーモンドだけは花を咲かせていた。これが、生命の真実なんだ・・・。
文脈からいうと、the almond blossomed when everything else died も、探せば、聖書にそういった光景が出てくるのかもしれませんね(推測ですが・・・)。
私はthe appe が the fall だった、の the fall を落下だと考えてしまったので、ニュートンのリンゴの落下??って、なんだか頭が混乱の極みでした。
ケイシーのリーディングは簡単で短いけど、こんなのが多いので、1行を翻訳するのに、メチャ時間がかかったりします・・・。

英文も、コンテクストは、そこにかかれている文章以上に思いがけず広いものですね。1語1語が単音ではなく、和音のようです。
そこで、僭越ながら、おすすめいたしますと、聖書、シェイクスピアのコンコルダンス、キリスト教象徴事典、等がお手元にあると、早く調べた上で、直観、魂をフル稼働させるべきポイントを絞り、たっぷり時間をかけられるようになると思いますよ。
理想は、まず自分でapple, fallときたら、fructus arboris sapientiaeのことだな、とピンときてから、資料で確認、という順序かと思いますが。ちなみに、アーモンドにはinnocenceのアレゴリーもありますから、ここは、Innocence & Experience (William Blake 的)の対比を思います。
過去の経験知の集積より、一見無知のほうが未来に無垢に開かれている、という感じのことがどこかで出てきていたら、美しい伏線ですが、いかがでしょう。
エドガー・ケイシーのこと、興味があります。いろいろ楽しみに、また拝見します。

ケイシーはリーディング時にはトランス状態にあり、自らの信仰などには捉われないフラットな状態でリーディングすると聞きましたが、中にはこういうものもあるのですね。

たった8ワードの中に、2つの重要な旧約聖書の世界が隠されていたとは~。
Yukikoさんはなかなか博学の方とお見受けしました。慶太先生からキネシを学ばれていらっしゃるんですね~。
Jurriさんも貴重な情報をありがとうございます。たしか旧約聖書には「リンゴ」ではなく単に「果実」と書いてあるんですよね。
1日1個のリンゴは医者いらずと世間ではよく言われますが、ケイシー療法では普段、生のリンゴは食べません。そのかわり、体内浄化のための重要な食べ物でもあります(3日間リンゴだけを食べ続ける「リンゴダイエット」で大量にリンゴを食べます)。
またリンゴ酢はケイシーがとてもよく勧めたお酢で、膝が痛いときに塩とリンゴ酢を混ぜて湿布をしたりとボディケアにも使われたりします。イブが食べたのが「リンゴ」だとされたのも、きっとリンゴには他の果物にはない霊的な意味や役割があったからのような気がします。
>For the apple was the fall, not almond
の訳を読ませていただきました。
なるほど!
目からウロコでした。
(お兄さん すごいです…)
エドガー・ケーシーは聖書を深く読んでいて、幼少時に光る存在とあったとか伝記で読んだように思います。
また、生涯に渡って、聖書を繰り返し読んでいたと聞きます。
敬虔なクリスチャンだったエドガー・ケイシーの影響なのか、それとも、前世や前々世とかでイエスさまのお弟子さまとか伝道師だったとかの影響なのか、それともあるいは、指導をされた霊的な存在たちがキリスト教系の霊人とか天使だったのかもですが、いずれにしても、
リーディングの短い英文の背景に、聖書の世界の重厚な知識があるのですね。
リーディングを担当?指導した霊人たちは、詩人です。
というか詩的表現がお好きなようです。
でも、のちの非英語圏、非キリスト教徒には、訳を知ったあとでも、
次は、いったい、その文章にはどんな、アーモンドの特性や秘密につながるのだろうか…と、考えることにもなるかもです。
ただ、にっこりと聖書仲間同士に通じる言葉のたしなみなのか、それとも、そこにアーモンドの本質への深い意味があるのか…などと、思ってしまいました。
ネットで 「生アーモンド 癌」で検索してきました。
知人に、がん予防の健康法を助言することになり、20年ぶりにエドガー・ケイシーに関心を持ち直して、その知人向けにブログ記事を書いたのですが、時代は進化していて、あちこちにエドガー・ケイシー関連のステキなサイトがいっぱいあるを知ってびっくりしました。
それ以来、ちょこちょこっとネットで旅に出ているのですが…
こんな素晴らしいところに来れて 幸せです。