ゲルソンウイーク2009.2.26
2009年 02月 27日
今日は朝からキッチンスタッフがソワソワ。
いまゲルソン協会で働いているシェフ以外に、2人の方がインターン(ゲルソン療法のケアギバー※ゲルソン療法を自宅で行いたいと希望してる患者さんをサポートしたりアドバイスしたりできる認定者--になるためのトレーニング中の人)としてキッチンでジュースや料理づくりをサポート。その2名が、前回、ここに滞在したときにはシャーロッテに会えなかったから、今日初めて会えるの~とエキサイト。
インターンだけじゃなく、ここの協会の方全員が、今朝からいつもと違うムードになっている。シャーロッテさんがどんなにここのスタッフの方にとって特別な方なのかを実感。まだ本人が登場する前から、すでに存在力を発揮しておりました。
さて、そのランチタイム。
シャーロッテさんは、今年87歳ということですが、ガッチリとした大柄な体格で「頑丈そう!」というのが第一印象。お昼のテーブルでは、誰よりもよく喋り、誰よりも声が大きく、そして誰よりも元気。
87歳の今でも、ゲルソン療法を世界に広め、一人でも多くのガン患者が、現代医療や抗ガン剤の犠牲にならないようにと奮闘していらっしゃる。そしてゲルソン療法についてお喋りするのが楽しくて仕方がない、といったふう。グラディス・マクギャレイ医学博士も88歳の今でも全米中で講演活動をされているし、数年前にはアフガニスタンに医療ボランティアにも行っていた。年齢は確かにお二人とも、87歳、88歳という年だけど、ミッションに生きている人は、常識的な年齢を超えた、魂の輝きのようなものが周りに放たれている気がします。
牛乳もカルシウム剤も飲まないけど、こんなに骨は丈夫よ、と身体を前に倒せば指先が床に届くほど柔軟な身体・・・!「あなたも、私みたいに87歳まで健康を保ってね」といわれてしまいました。

シャーロッテさんと、隣はNYから参加しているキャプテン・トムさん
ガストン・ネサンも日本の千島学説の千島先生、そしてマックス・ゲルソンも、今の医学界、薬学界からは認められないだけではなく、その研究内容があまりに医学界に脅威だったがゆえに、いわれ無き誹謗中傷や様々な妨害活動を受けている。エドガー・ケイシーも生前、医師の免許がないのに医者のような行為をしていたという理由で確か2回くらい逮捕され刑務所に入れられたハズ(別に患者が死んだから逮捕されたわけではなく、反対に、薬や手術もしないのに助かってしまったために医学界は恐れたわけだ)。ケイシーの勧めた療法も、食事をただすとか、整骨やオイルマッサージをするとか、医学界からすれば「お金にならない」ものばかり。オーストラリアでも、お一人、画期的なガン治療薬を発見したがために医師会に訴えられ、全財産を失った人もいたと、ある本に書かれていました。
どうも、医学界というのは、患者の病気を治したい、病気を無くしたい、といいながら、医師や製薬会社の儲けにならない方法では治ってほしくないようで・・・・。
でも、いろいろ問題がありながらも、日本のほうがアメリカよりは遙かに自由の国かもって思ったのは・・・、
アメリカでは、医師会の圧力があまりに強すぎて、ガン患者にゲルソン療法を指導するクリニックをアメリカ国内では作ることが難しいらしい。(世界でたった1箇所、いまはメキシコのティファナにしかゲルソンクリニックはない。ただ、もうじき、自らのガンをゲルソン療法で治した医師がハンガリーにゲルソンクリニックをオープンするそうです!)。
さらにカリフォルニアでは、なんと、子供がガンになった場合、抗ガン剤いった西洋医学のガン治療を子供に受けさせないと、両親は育児放棄と見なされて逮捕されてしまうとか(アメリカでは、12歳以下の子供だけで留守番をさせていたり、子供だけを車に残してスーパーに買い物に行っても、幼児虐待や育児放棄と見なされ逮捕される)。ホント?って思うけど、ホントらしい・・・。だから、子供に抗ガン剤を受けさせたくなかったらカリフォルニアから引っ越すしか方法はない。
日本は様々な問題は抱えながらも国民全健康保険だし、医療保険や生命保険の支払いもそれほど問題なく支払ってもらえるし、そしてメディカルドクターがゲルソン療法やガストン・ネサンの714Xをガン患者に使うこともできる・・・・。
アメリカの医療制度については、マイケル・、ムーア監督のシッコをぜひ見てください。あまりにひどくて言葉にならない・・・・。
さて、シャーロッテさんは父親のマックス・ゲルソン亡き後は、ゲルソン療法の第一人者として世界中で講演をしたり執筆活動をしていらっしゃる。患者さんとの劇的な、感動的なエピソードも山ほどお持ち。
今日いくつか聞かせて下さったエピソードをご紹介すると・・・。
2年前、あるパーティが開かれた。
100人の参加者のうち、20人がゲルソン療法でガンを克服した元患者さん。その中に、かつて、マックス・ゲルソン自身に診察を受けた人がいて、当時のことを彼(もしくは彼女)から聞くことができた。
ゲルソン療法を実施したとき、その参加者は、まだ6~7歳。
骨肉腫で足にガンができ、何度も何度も手術をして病巣を取り除いたにも関わらず、骨肉腫は何度も何度も再発を繰り返す。とうとう足を切断しないと命がないというところまでガンが進行(足を切断しないと死にますと、子供の前で医師は両親に話したそう!)。でも両親は子供の足を切断することはできないと手術を断って家にいたところ、数日後、見知らぬ男性がやってきて「あなたの子供さんをゲルソン医師の元へ連れていきなさい」と一言。両親は知らない人に突然、知らない医師の名前をいわれて困惑していると「とにかく連れていきなさい」といわれ、子供と共にマックス・ゲルソンのクリニックへ。
そのとき、子供の足は、足の上に布1枚置くことさえできないほど激しい痛みがあったのに、ゲルソン医師の指導のもと、ジュースやコーヒー洗腸を開始したところ、なんと、1週間後には庭を走り回るまでに子供は回復。そして、約60年後のいま、まだ健在であるだけではなく、足は2本ともそろっていた!
切断寸前で激しい痛みがあった足が、1週間後には痛みが無くなっていたなんて信じられない思いだけど、
子供は進行も早いけど、回復も早い。進行が早いガンは反応も早い、とシャーロッテさん。
そして、人間の治癒力というのは想像以上です。
ここにきて、医食同源という言葉をしみじみ実感していますが、本当に食べることは「薬」です。
そして、塩味がついてなくても、毎日料理は美味しいです。。。。!