毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

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カテゴリ:おススメBOOKS( 108 )
アガスティアの葉完全版
青山圭秀さんが書かれた「アガスティアの葉
16年前、精神世界の首を突っ込んでいた人たちの間で、これほど話題になった本はなかったでしょう。
子供の頃、ドリフを見ないと月曜日の話題についていけなかったように、当時はこの本を読んでいないと、友人たちとの会話についていけない・・・。それほど、私の廻りでは、熱狂的にこの本は読まれていました。

あれから16年・・・・。
完全版が出たということで、再度、購入し、読み返してみました。

何千年も前にインドの聖者アガスティアによって書き残されたという個人の予言の書。
そこには、その予言書を読みにくる人の名前、年齢、両親の名前、結婚相手、仕事、子供の数、どんな人生を送るか、健康状態だけではなく、ホロスコープや過去生、未来生など、ありとあらゆる個人情報が書き残されている・・・・。

インドに滞在中だった青山さんは、ふとしたきっかけで自分の人生が書き記されていたアガスティアの葉を見つけ、驚愕します。なぜなら、そこには、つい数ヶ月前につけられたばかりのインド名、両親の名、兄弟構成、その時には知らなかった兄の引っ越し、そして将来結婚するであろう相手の名前まで書かれていたから・・・。


この「アガスティアの葉」が話題にのぼっていた頃、突然、女性棋士が突然行方不明となりました。サイババに会いにインドに向かったのでは? 彼女こそが青山さんのアガスティアの葉に書かれていた未来の結婚相手なのでは?とマスコミが大騒ぎ。と思ったら、女優Kさんが「自分こそが青山さんの相手だ」と言っている、いえいえダンサーの女性であると、誰が青山さんの運命の結婚相手なのだ?と、ひとしきりマスコミを賑わせていました。

さらに、この本を読んで、自分のアガスティアの葉を見つけたいと思った人のために、インドツアーが企画されたり、インドまで行けない人のために代行で見つけます!という業者まで現れたり、はたまた、あれは予言の書ではなく、裏でヒンズー占星術に基づいて作られているとか、ここは本物の葉があるけど、ほかは偽物であるとか、この本の出版後、数年間は、アガスティア関係の話題が続いていました。いまはどうなんでしょう?

この本の出版をきっかけに、アガスティアの葉やサイババブームが再燃するのでしょうか?

人生はすでに決められているのか・・・? 自分の意志で決めたことも、ちょっとした偶然で大きく変わったと思っていたことも、すべて神の計画の筋書きどおりなのか・・・・?
いろんなことを考えさせられる本ではあります。

16年前の初版のものと、内容的にはほぼ同じで、その後の状況を加筆されているだけのようです。
前回は、この本を通じて、時代の空気やサイババブームの熱気や渦のなかに巻き込まれた感がありましたが、今回は、なんとなく、当時の自分の姿も含め、冷静に俯瞰しながら読んでいた気がします。

1つ言えるのは、16年前も、自分のアガスティアの葉を見つけに行きたいと思わなかったけど、今回も全然思わないこと。そういう意味では、私は、聖者アガスティアとは全くご縁がない人間なのかも。
by hiroshimapop | 2010-02-03 21:19 | おススメBOOKS | Comments(3)
平安寿子著「神様のすること」
友人で小説家の平安寿子(たいら・あすこ)の新刊本が出た。

広島在住の遅咲きの小説家ながら、驚くことに平安寿子の本は、書く本、出す本、みんな、幻冬舎とか、講談社とか文藝春秋といった大手の出版社から出版されている。いつか新刊本の案内が五木寛之さんと並んでいたことがあり、高校時代、熱烈な五木ファンだった私は、それだけで、めっちゃ感動しました。古くからの友人の活躍は、なんだか、こっちまで誇らしい気がします・・・・。

今回の新刊本のタイトルは「神様のすること」。
これは純粋な小説ではなく、平安寿子自身が体験した看護小説。お母さんが倒れられて亡くなるまでの約8年間のありのままが書かれています。

1ヶ月後、1週間後の自分の予定さえも作れないような、病人を抱えた看護の日々に、それでもちゃんと小説を書き続けていた姿に、私たち友人は、驚嘆の思いで彼女の姿を見ていましたが、小説家とはあな恐ろしや・・・。こんな細かなことまで覚えていたなんて・・・。

小説家のシビアな視点で、入退院を繰り返す母親の看護の様子から、家族の姿、そして平さんの子供時代から小説家になるまでの経緯も赤裸々に綴られております。平さんの姪っ子でもあるスタッフのスイヅは、お風呂に浸かりながら読んで、号泣したと言ってました。スイヅにとっては祖母の姿でもあるわけですし・・・。

私は、著者献本で、出版日前に出版社から届き、その日のうちに読了。読んでいる途中で「いま、読んでるよ」ってメールしたら「若き日の光田も、そのうち登場するよ」って返事が・・・。

しばらく読みすすめると、確かに、うかれポンチキだった20代の私がそこにおりました。あ~、恥ずかしい。

平さんの小説に出てきた時期は、せっかく京大まで出て、政府機関で働いていた兄が、すっぱりその仕事を辞めて貧乏な翻訳家になってしまって、両親を心底ガッカリさせてしまった頃。両親の自慢だった兄の代わりに、せめて私は、親が望むような仕事に就こうと、今考えれば、自分の性格には全然合いそうにもない無謀な勉強をしていた頃でした。

毎日の生活がつまらないし、勉強は嫌いだし、どん詰まりだし・・・・。ちょうどVOICEがニューエイジ系のセミナーを始めたり、エイトスターが不思議なダイアモンドを発売した頃で、フリーライターで時間がたっぷりあった平さんと、将来に希望が見いだせないくせに、何も努力をしようとしなかった私とは、現実から逃げるように、そういう場所に連れだっては、ワーワー騒いでおりました。

そんなうかれポンチキの私と、スイヅとが、ちょこっと出てくる私小説です。興味がある方は、是非どうぞ。
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by hiroshimapop | 2010-01-28 21:03 | おススメBOOKS | Comments(0)
新・片づけ術「断捨離」
年末の大掃除には間にあいませんでしたが、「断捨離」というお家のお片付け本は、「お片付け」にとどまらない、いい本でした。

以前、テレビでも雑誌でも、収納術が大流行。家にあるゴチャゴチャをいかにキレイに収納するか-つまりどこに納めるかに、誰もがエネルギーを注いでいました。「収納スペースが大きい」というのは、いい家の必須条件でしたし。

でも、キレイに収納したとしても、それが1年も2年もずっとそのままだったら、それはもう不要品。キレイに片付いたデッドスペース-死んだ場所が生まれるだけです。 


以前、知り合いが、日本で暮らしているヨーロッパ出身の女性の家に遊びに行ったときのことを話してくれました。彼女のアパートは、広さでいうと、1K。6畳の畳のお部屋と小さなキッチン。その小さなスペースで、彼女は自分のサークルを開き、毎週、人が集まっているとのこと。

寝たり起きたり、食事をしたり、そして人が来たり・・・。そのすべてが6畳の一部屋で行われているということに私は驚いてしまったわけですが、友人いわく、その女性のアパートには「最低限のもの」しか置かれてなかったそう。

その潔さは、まるで禅のようだなぁ~といたく感動してしまったんですが、その話を聞いたからといって、私の部屋はあいかわらずのゴチャゴチャ。引っ越しのときに本はすべて会社に持ってきましたが、その後に買った本ですでに本棚はいっぱい。またあちこちに新たなピサの斜塔をつくっています。

その他のものも、引っ越しのたびに片付けてはいるものの、ずっと使ってない食器や、もう何年も着てない洋服があいかわらず、部屋のスペースを占領しています → 寝室に置いている洋服ダンスなんて、ふだん着ない洋服や着物しか、入れてませんもの・・・(いつも着ているものは、洗濯機の中か物干しにあるか、たたんだままで洋服かごに入っているか・・・)。

でも「断捨離」を読んで、ガッテンしたことがいくつか。私が洋服を捨てられない理由がよーく理解できました。

いわく、家の中を片付けるときには、「もの」を主人公にせず、「自分」を主人公にすること。さらに過去でもなく、未来でもなく、「いま」を主軸にすること。

つまり私が洋服を捨てられなかったのは「買ったとき値段が高かったから」とか「今は着れないけれど、いつか着られるようになるかも」、あるいは「**さんに戴いたものだから」という、過去もしくは未来、あるいは他人の気持ちに主軸を置いて考えていたからなんですね。

たしかに。たしかに。サイズが合わないし、今後、絶対、誰も着ないと思われる母の洋服も、この数年間、引っ越しのたびにそのまま残っていますもの・・・。

これまでは、スッキリお片付け推奨本として、「ガラクタを捨てれば自分が見える」をオススメしてきましたが、この「断捨離」は、片付けの指針づくりにとても参考になると思います。

旧暦のお正月まで、あと1ヶ月弱。
2009年の大晦日まで捨てられなかったものたちは、それまでに断・捨・離に励もうっと。
by hiroshimapop | 2010-01-08 19:13 | おススメBOOKS | Comments(0)
つんくさんと岡本さんの本
私は、かなりの数の本を読むほうだと思いますが、実のところ、読書のために使っている時間っていうのは、ほとんどありません。自宅では今、ほとんど読まないし・・・。

読書時間のほとんどが、なにかの空き時間を利用したもの。電車を待っている間だったり、電車の移動時間だったり、セミナーの開始までの時間だったり・・・・。だから、バッグの中にはいつも1~2冊の本が入っていて、本を入れ忘れたまま電車に乗っていると、なんだかもったいない時間を過ごしている気になるほど。

先週から、電車の移動が多かったせいか、私の読書欲も加速中・・・・! しかも、本の当たり週だったようで、手にした本が全部面白かった!

そんな読書の喜びを感じた本たちのなかから、今日のお勧めは下記の2冊。
どちらもどっぷり現実的な本です。男性向きかも。

一番になる人
これはシャ乱Qのつんくさんが書かれた本。といっても私自身は、シャ乱Qをあんまり知りません。モーニング娘。もそれほど詳しくない。だけど、本人いわくの凡人だったつんくさんが、どうやって第一線で仕事ができるようになったのか、どのような姿勢で仕事をしているのか、やはりトップに上り詰める人は、努力の質が違います。進路に悩んでいる大学生や、社会人になっても「自分のやりたいことがない」みたいな人に、とても刺激になる本じゃないかと思います。

成功の神様は、毎日漠然と、何も考えずに生きている人じゃなく、地道に努力を重ねた人に微笑んでいるんだなぁって感じました。

サラリーマンのためのお金サバイバル術
人並み、世間並みにあわせていると、お金は貯まりませんっていう本です。
著者の岡本さんとは、数年前にロンドンツアーで一緒だったこともあり、ときどきセミナーに行ったりしています。家を建てるとき、ローンを組まず、キャッシュ払いで家を建てたにも関わらず、工務店に頼まず、全部自分でやったそうです。大工の手配から毎日の家周りの掃除から・・・。
それだけの労力と時間を費やしても工務店に払う手数料をカットしたかったのは何故か・・・・?
へぇ~って、私はこの部分はとっても面白く読みました。いま、この本は、もと不動産会社の営業だったスタッフに廻っています。
by hiroshimapop | 2009-11-17 21:49 | おススメBOOKS | Comments(0)
「裸でも生きる2」~ Keep Walking 私は歩き続ける~
世界最貧国と言われている(らしい)バングラディシュにバック工場をつくり、そのバングラディシュ製のバッグを日本で販売するマザーハウスという会社を立ち上げた山口絵理子さんの2冊目の本「裸でも生きる2」を読んだ。
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1冊目でも、山口さんのど根性に十分に度肝を抜かれましたが、その後の山口さんも、さらにど根性人生。日々、七転び八起きという感じです。

この本の後半には、バングラディシュに続いてネパールでもバッグ工場を立ち上げようと奮闘する山口さんの姿が描かれています。観光客として数日間滞在するネパールと、そこで暮らし、そこで仕事をする、というのでは、全く見せられる顔や表情は違いますね。

私はネパールという国や人々には、ブータンの人々のように正直で親切で一所懸命なイメージを持っていたんですが、どうやら、そうではないらしい・・・。

不信と腐心と裏切りと・・・・。

・・・そんななか、誰を信じていいのか、誰が信じられるのか分からなくなるような目に遭いながらも、やはりネパールの人たちを愛し、その人たちを応援しようとバッグを作り続けることを選択する山口さんの仕事哲学。

山口さんのブログを読むと、その七転八倒ぶりが赤裸々に書きつづられています。そして、山のような涙と、山のような心労がありながらも、ようやくネパール製のバッグが商品となって、日本に到着します。

昨日、自宅に戻ってマザーハウスをネットで検索をして見たら、ネパール製はなかなか素敵なバッグです。

私はジュード(麻)のテイストがどうも苦手で、バングラディシュ製のバッグは結局は買うことが出来なかったんだけど、今日、用事の帰りに新宿の小田急百貨店に寄って見てみたら、ネパール製は実物を見ても、やっぱり素敵でした。

これまでネパールやインド製って、なんだかチープなアジアンチックなものが多くて、これでは、いくらフェアトレードでも、値段が安くても、ちょっとなぁ・・・・って感じるものが多かったなか、色合いもキレイで、洗練された商品ばかりでした。

11月中には入荷するらしいので、入荷したらまた新宿まで見に行ってみたいな~って思っています。
by hiroshimapop | 2009-11-01 23:26 | おススメBOOKS | Comments(0)
ときには大人も絵本が必要
先日、山口美佳さんに、大人のための朗読の会で読まれた絵本のストーリーがとっても素敵だったの!って教えてもらったのが「わすれられないおくりもの
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さっそくアマゾンに注文して、今日到着。

死んでしまったアナグマくんの思い出話をを、みんなで語っているうちに、みんなの経験のなかに、アナグマくんに教えてもらった知恵や励ましがしっかり受け継がれていることに気がつくっていうストーリー。

「死」をテーマにした子どもむけの絵本があるなんて!と、その内容を聞いたとき驚いてしまったんですが、とても心あたたまるお話し。子どもだけじゃなく、大人もこの本には癒されるんじゃないかなって思います。


次の絵本も今の日本の大人に必要かも。
迷子になったたった1匹の羊を探す羊飼いのおはなし、「きみのかわりはどこにもいない」。
羊が100匹いたって、1匹1匹が、かけがえのない大切な羊。ほかの誰にも代えられない。

昔、「ふぞろいの林檎たち」っていうドラマで、小林薫扮する酒屋の跡取りが、子どものできない、またそれほど美人でもない妻のことで母親になじられたとき「どうしても、アイツじゃなくちゃ、ダメなんだ!」って叫ぶシーンがありました。

翌日、友人たちと「いつか夫や恋人に、あ~言われたいもんよね~」なんて、ひとしきり話題になったのを憶えています。

残念ながら、そんな台詞、誰もいってくれそうにないから、「きみの代わりはどこにもいない」って、ニコさんと福ちゃんに言ってみる、秋の夜長でありました・・・。
by hiroshimapop | 2009-10-29 22:17 | おススメBOOKS | Comments(1)
「パピヨン」読了
昨日のうちに田口ランディさんのパピヨンを読了。

エリザベス・キューブラーロス博士が、ポーランドのユダヤ人収容所で見たという「蝶」がこの本の重要なテーマになっている。

が、博士が見たというその蝶は、ランディさんが訪れたとき、その収容所の壁にはなかった。
なかっただけではなく、その収容所で長年働いていた職員によると、最初から存在すらしていなかったそうなのだ。

ロス博士によれば、その収容所の壁に刻まれた数多くの蝶を見たことが、博士の人生の大きなターニングポイントとなっている。その蝶の謎を解き明かすことが、精神科医としての1つの課題にもなっていた。
何故「蝶」なんだ? なぜ、収容所の子供たちは死ぬ前、壁に多くの蝶を描き残したんだ?と。

そんな、ロス博士を語る上で欠かすことのできない重要なキーワードであるハズの「蝶の絵」が、そもそも、収容所の壁に存在していなかっただなんて・・・・!?

そんなことがあるのだろうか・・・・?


この本の最後では、その謎が、ランディさんの推理によって解き明かされてはいるんですが、博士が講演で、テレビで、本で語ってきた、収容所の蝶の話。そして、博士手作りの蝶のぬいぐるみを思い出しながら読んでいると、もう背中がぞくぞく。

ロス博士の本をすべて読んできた(ハズ)の私には、上質の推理小説を読んでるようでした。


そして、もう1つ、この本では、ロス博士の晩年の姿、晩年の発言が、テーマになっている。

あれほど亡くなっていく方々に寄り添い、語り、亡くなっていく方々の心理状態を医学的に体系づけてきた博士が、自分の晩年の姿をのろい、生をのろい、神をのろい、罵倒しつづけてきたのは何故か・・・?


私は、ロス博士に2度、博士のご自宅でお会いしている。アリゾナの砂漠の一軒家。スイスの国旗がたなびく家で、最初に行ったときには、たしか、途中から舗装もないガタガタ道を長く車で走ったように思う。

お会いしたのは、1回目が2000年。2回目が2002年。

2000年のときには、グラディス・マクギャレイ医学博士と一緒だったためか、ロス博士は、先生の前に出た小学生のように可愛らしく、またグラディス博士を精神的とても頼りにされている様子が印象的だった(グラディス博士が、ロス博士の主治医だった)。

グラディス博士に少し甘えながら、駄々っ子のようにおしゃべりするロス博士からは、とてもかつての闘志のような姿は想像できなかった私ではありますが・・・。

2002年にお会いしたときには、グラディス博士が一緒でなかった、ということがあってか、素のロス博士の性格が炸裂。病状が進んでいたためか、かなり体調は悪く弱りつつも、その毒舌ぶりは、なんともすさまじく・・・。

私がうっかり、博士のベッドの脇のものを横にずらしたとたんの、爆発的な怒りの洗礼に、私は、心臓が止まるかと思った。なんせ、お会いしてご挨拶した、ほんの10秒後に、烈火のごとく怒られてしまい、一緒に行ったグラディス博士の秘書の方なんて、あまりに何度も怒られて「あっちいけ!」って言われていたっけ・・・。

でも、話が乗ると、ブラックユーモア炸裂で、これほど、あからさまで正直な人もいないであろうと思うほど、自分を飾ったり、よく見せようと全くしない姿に、天晴れ!な感じでありました。

生まれてすぐに死ぬのが人間一番幸せよ、というのが、そのときの博士の言葉でしたが、脳卒中で倒れて、何1つ自分ひとりでは出来なくなった9年間も含め、あれほど自分の人生を正直に生ききった人はいないのではないかと思う。

博士の晩年がどうだったのかも含め、パピヨンは、オススメの1冊です。
by hiroshimapop | 2009-10-21 20:12 | おススメBOOKS | Comments(0)
尾崎豊という人
ひさびさ、ゆったりまったりの日曜日。
買ったまま読めずにいた本を数冊ベッドに持ち込み、読書三昧の1日を過ごした。

その1冊が、幻冬舎の見城徹氏が初めて自らについて語った「編集という病い」。

見城氏がかかわってきた作家やアーティストとのエピソードが書かれているんですが、なかでも圧巻なのが尾崎豊氏とのこと。

私は尾崎ファンではなかったけど、彼の死後、彼について書かれた記事やエッセイは何編か読んだ。でも、この見城氏が書いた、この尾崎豊の生と死の顛末ほど、何故尾崎豊があのような姿で死ななくてはならなかったのかを突いた文章はないと思う。

尾崎豊は、傷つきやすい鳥のような心を持ちながら、直後に暴力でしか自己表現ができない人間に変わる。彼は、誰をも信じない反面、心を許した人間には、100%、自分だけを愛して見つめ、その人の時間の全てを自分に捧げ、自分中心に世界が廻ることを要求する。たとえ、相手がどんなに忙しい状況にあろうと、自分のそばにいることを求め、脅迫する。

尾崎豊が亡くなってほっとしたと、書いている。

人とある程度の距離を保ちながら、本気で人とぶつからない、お互いを傷つけあわない。そんな人間関係が楽でいいっていう現代の風潮のなかで、自分の命のギリギリまで人にぶつかっている人がいるんだってことを知った。

それにしても、この人、1日24時間、フル稼働ですね。いつ寝てるんだって感じです。
by hiroshimapop | 2007-08-27 05:00 | おススメBOOKS | Comments(0)