西の魔女が死んだ
2008年 06月 29日
ここんとこ、映画館で映画を見ることは滅多になく、しかも日本映画を見ることが無かった私も、これは、是非みておきたかった映画。
最初は、シャーリー・マックレーンの本にたびたび登場する、娘、サチ・パーカーが出るってことで興味を持っただけなんだけど、いろんなメッセージがちりばめられていて、ぜひ、テンプルのお客様にも見ていただきたいって思った。
私のなかでは、邦画ナンバー1は、黒沢映画でも小津映画でもなく、もう25年以上前にみた「泥の河」。(といっても、見た邦画の絶対数が少ないんだけど)
そして、この「西の魔女が死んだ」は、私のなかのNo3かなぁ。
映画を見ているあいだ、何度も、何度も、じんわり涙があふれてしまって、しかも、自分でも「ここで泣くかぁ」って突っ込みを入れたくなるほど、ささやかな場面で涙があふれてしょうがなかった。
大いなる自然のなかで、静かにたんたんと、いろんな命と関わり合いながら生きていく素晴らしさを感じた。
ただ残念なことが1つ。
日曜日の夕方から始まった上映だけあって、保育園児や小学1、2年生くらいの子どもが多く、映画館に、巨大なソフトドリンクを持ち込んでいた代償に、上映中、トイレに立つ子どもとその親の多さに愕然・・・。
出入り口に通じる通路に座っていた私は、そのたびに映画から気持ちがそれる。
この映画は、子どもが少ない平日の夜に見にいくのがベストかも。
・・・んで、いい映画を見て、気持ちもほっこりさせて帰ったのに、メールを立ち上げたら、「なんだかなぁ」のメールが連続2件。
私は毎日、何通ものお問い合わせをいただくんだけど、なかには「この方、私を何でも屋さんか、ものすごい暇人だって思ってる?」「自分で考えたり調べることを最初から放棄して、安易に人に聞いてない?」って思ってしまうものもある。
しかもそういうメールに限って、お名前が無かったり・・・。
「西の魔女が死んだ」のテーマの1つに、自分で考える、自分で決めるってことがあるんだけど、その反対のご質問が続くと、私も落ち込んでしまう・・・・。
それで心モヤモヤ、イライラを解消しないまま返事をしてたら、そのあとで、フツーにいただいた方のメールのお返事もモヤモヤ続きのまま書いてしまい、あとで自分が書いたその方へのお返事を読み返して、自分の心の小ささに、落ち込む、落ち込む・・・・。
まだまだ私は魔女にはなれません・・・・。はぁ。