蛇の倉行者修行プチ体験(食べる&出す編)
2017年 06月 22日
だからよく食べる!
以前、テンプルで梱包スタッフとして働いてくれていた一人が、蛇の倉に長年通っているんですが、連休中に蛇の倉で会ったとき、私がゴハンをおかわりするたびに目をまんまるにして『ミツダさんがゴハンお代わりしてるー!』『またお代わりするんですかー』と驚いてるくらい、よく食べます。
普段は、玄米ゴハンも滅多に炊かないし白米はさらに食べないのに、今回は、3杯目のお代わりをした日もありました!
まぁ、私にとっては非日常の世界ですから、それもいいなと思っているんですが、困ったことが1つ。
白米食べると私は便秘がち。
アメリカの人と結婚した友人は下痢をしたら「白米を食べろ、下痢がなおる」と義理の家族に言われたと云ってましたから、白米で詰まらせてしまう人、多いのではないでしょうか?
・・・でも、白米食べると出なくなると分かっているのに、つい食べてしまうのは、
信者さんが行者さんにと送って下さる上質のお米を、
大峰山系の山々から脈々と流れる新鮮な山水で炊き、
そして、カラダを動かし、大きな声で般若心経や真言を唱えたあとに食べるから。
全体的には質素なメニューなのですが、ほぼ全てが行者さんの手作り。毎食、毎食、心をこめて準備をして下さる食事は、滞在中の私の楽しみなのです。
ある日の食事①
ちなみに、食べたあとの『出す』ですが、標高の高い奈良の山奥にあるにも関わらず、蛇の倉は水洗トイレが完備されています。日本の下水処理施設の普及率は、まだ低く、私が生まれ育った町は、市町村合併で「市」になったにも関わらず、ほぼ全域くみ取り式。それが、山奥の「村」にある蛇の倉がすでに水洗トイレになっているというのは、田舎事情を知っている私からすると驚くべきことです。
しかも、奥の院にあがる山道には、なんと3箇所もトイレが設置されている。それも簡易水洗トイレ! 山のなかにあるトイレや公園のトイレは、得てして「ちょっとなー」と使うのを躊躇してしまうものも多いですが、今回入ったトイレは山の一番上のものでしたが、予想外にきれいでした。ご神域に設置されているトイレですから、使う方もきれいに使うよう心がけていらっしゃるのでしょうね。
奥の院の下までは、お年寄りの方や足腰の悪い方でも上がっていただけるようトロッコも設置されているんですが、山水をひいて作られた各トイレも、トロッコも全て行者さんたちが作られているそうです。昼間、大工仕事をされている姿をよく見かけますが、それにしても、凄いです!