週末は蛇の倉七尾山行者修行プチ体験でした!
2017年 06月 19日
ご縁があり、蛇の倉を舞台にセミナーを開催させていただく運びになりましたが、大峰山に足繁く通うようになったのは、ほんの1年前という新参者の企画。なので本格始動する前に参加者さんのご意見を伺うべく開催した今回の入門講座。参加者さんには喜んでいただきつつ、いくつか改善点などが明確となり、そういう意味では、まずまずの成果のあった3日間となりました。
・・・それにしても、修験の里の朝は早い!
前夜、10時すぎにお風呂場ですれ違った人の読経の声が朝3時半すぎから聞こえてくるんですから、皆さんの24時間は目一杯。
入門講座2日目の朝は4時半から水行、3日目の朝は5時から奥の院前の孔雀門までの登山を予定していたので、私も参加者さんも早起きだったんですが、行者の方は、朝3時起き、4時起きが日常。まだ暗いうちから道場や道路では掃除や神様への給仕が始まり、アチコチから木魚や読経の声が聞こえていました。祈るだけではなく、日中は終日肉体を使った労働や行があり、夜は夜でまた祈り行がありと、ここの方々は生活全てが行になっています。
ここは全域がご神域なので、写真はあまり撮影できてないのですが・・・
2日目の朝の水行。参加者さんの到着を待っている空はまだ月夜
今回ご参加下さった方から、さっそく心のこもったご感想をいただきました。
一部、ご紹介させていただきます。ありがとうございます。
沢山頂いたお話しの中で今の私にとても響いたのが最初の晩にお話し下さった神仏に対しての修行もあるが日々の日常も修行であると言われ、それに対して日々日常の修行で心掛けて要ること大切にしていることは何かとの質問に小さな事でも、こうしたら誰かが使う時に使いやすいのではないか、 こうしたら人がつまずかないのではないか、と人の事を思いながら過ごしていると言われた事です。
神さまに使えている方なら神さまが喜ばれるような事を行う神さまの教えに導かれながらなど、神仏のお話しが出てくると思ったのですが、違いました。日常は相手の人と向き合い自分に何ができるかを自分で考えていられました。
日々の生活の小さな繰り返しの中に自分の修行の道を自分で拓いていかれる 相手は神仏ではなく生身の人間であると言われた事にただ ただ凄いと思いました。山口先生を始め蛇之倉七尾山に関わる全ての方々は皆様、とてつもなく優しい方ばかりでした。 そこに辿り着くまでの厳しい現実があっての皆様なのだと思いました。 お食事も本当に美味しかった。日々日常も修行とされている方々のありがたいお食事でした。本当に貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。