食べて、祈って、労働して
2017年 05月 08日
蛇の倉までは、東京から車で約9時間。休憩、仮眠を取りながら行くと、片道約12時間の道のりです。奈良市内に住んでいる方から、大峰山は遠すぎて、奈良在住の人も滅多に行きませんとメールが来ていましたが、ここんとこ、ほぼ毎月行ってます。
今回は5月3日の戸開け(奥の院が開く日)にある大祭前の準備のお手伝いを兼ねて行ったのですが、約半年間閉ざされていた奥の院までの参道掃除、大祭日は、予約分ですでに120名の来客予定があったので、その準備にてんてこ舞い。
朝5時前に起きて5時20分から宿舎で拝神と供養の祈り。会場を移して6時からは本堂で同じく拝神と供養の祈り。7時から朝食。朝食後は食器や鍋を洗って片づけて、その後は夕方まで色々な仕事を申しつかりました。朝9時の段階ですでにひと働きした感じがあったことも。朝5時起きだと1日の活動時間は長いー!
スタッフに「社長は、猫の手にもならないかもー」と完全にアテにできない人員扱いでしたが、それなりに労働してきましたー。
行者の行場ですから、食べること、何か仕事をすること、全てが『行』です・・・。
そして大峰山系の山々から流れるお水の美味しいこと! だからゴハンも美味しい!こちらでは、白ゴハンをお代わりすることは滅多にないですが、ほぼ毎食お代わり。
祈って食べて、働いて食べて、動いて食べて・・・。
ちなみに奥の院そのものは、今年は開きませんでしたが、「孔雀門前」までは上がれます。かつて奥の院も含め、蛇の倉は一般の人には全く閉ざされた場所で、聖者や霊眼を持つ人が自身の霊感によって探し当てて来るような閉ざされた行場でしたが、それが今では奥の院にあがる参道も一般の人にも解放されています。
それによって問題も色々起こっているようなのですが(このことはまたあらためて書きます)、9月23日までは奥の院からの霊気が直に感じられる「孔雀門前」まではあがれますし、「孔雀門前」では行者さんが簡単な説明とともに、一緒に般若心経を唱えて下さいます。
遠方からだと、下市口駅まで電車で行き、そこから洞川温泉(どろかわ)までバスに乗ります(約70分)。洞川温泉から蛇の倉までは歩いて15分くらいでしょうか。
アクセスはこちらでご確認下さい。
観光案内はこちら
蛇の倉は奈良市内より気温は数度低いそうで、まだ桜が満開でした
あっという間に売れちゃいましたが、嫁ヶ茶屋の女将手作り
2日がかりで作る『食べるラー油』